カーネルパラメタのチューニング
以降の設定を行う前に、PRIMECLUSTERシステムの構成により、カーネルパラメタのチューニングが必要となります。「PRIMECLUSTER導入運用手引書」の「カーネルパラメタの確認/設定」にしたがい、各パラメタの必要値を見積り、全ノードの
"/etc/system"ファイルに反映してください。
その他のカーネルパラメタに関してはシステムのデフォルト値が必要です。
GDSのI/Oフェンシング機能の設定
Oracle VM Server for SPARC環境でI/Oフェンシング機能を使用する場合は、GDSのI/Oフェンシング機能の設定が必要です。PRIMECLUSTERをインストールしたすべてのゲストドメインの/etc/opt/FJSVsdx/sdx.cfファイルに以下の行を追加してください。
SDX_VM_IO_FENCE=on
注意
I/Oフェンシング機能を使用しない場合は、本パラメータを設定しないでください。
リブート
手順1、2の設定を有効とするためリブートを行ってください。
Global Link Services (以降、GLS)の設定
GLSのSMFサービスが起動しているか確認してください。
# svcs -a | grep fjsvhanet <Return>
disabled HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet:default
disabled HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet-poll:default
GLSのSMFサービスが“disable”状態の場合は、SMFサービスを起動します。
# svcadm enable /network/fjsvhanet <Return> # svcadm enable /network/fjsvhanet-poll <Return>
上記でSMFサービスを起動した場合は、GLSのSMFサービスが“online”状態になっていることを確認してください。
# svcs -a | grep fjsvhanet <Return>
online HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet:default
online HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet-poll:default
.profileの編集
Oracle Solaris 11の場合、/root/.profile(rootユーザの.profileファイル)に以下の行を追加してください。本手順は、本ソフトウェアをインストールしたすべての Oracle Solaris 11環境のノード(グローバルゾーン、ノングローバルゾーン、カーネルゾーン、制御ドメイン、ゲストドメイン、I/Oルートドメイン、I/Oドメインも含む)で行ってください。
PATH=${PATH}:/opt/SMAW/bin:/opt/SMAW/sbin ; export PATH
以降の環境設定は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」の以下の章を参照してください。
・ 「Web-Based Admin View画面の起動準備」
・ 「クラスタの構築」
・ 「クラスタアプリケーションの構築」