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PRIMECLUSTER HA Server4.5A00 インストールガイド
FUJITSU Software

3.1.3 インストール後の環境設定

  1. カーネルパラメタのチューニング

    以降の設定を行う前に、PRIMECLUSTERシステムの構成により、カーネルパラメタのチューニングが必要となります。「PRIMECLUSTER導入運用手引書」の「カーネルパラメタの確認/設定」にしたがい、各パラメタの必要値を見積り、全ノードの
    "/etc/system"ファイルに反映してください。
    その他のカーネルパラメタに関してはシステムのデフォルト値が必要です。

  2. GDSのI/Oフェンシング機能の設定

    Oracle VM Server for SPARC環境でI/Oフェンシング機能を使用する場合は、GDSのI/Oフェンシング機能の設定が必要です。PRIMECLUSTERをインストールしたすべてのゲストドメインの/etc/opt/FJSVsdx/sdx.cfファイルに以下の行を追加してください。

    SDX_VM_IO_FENCE=on

    注意

    I/Oフェンシング機能を使用しない場合は、本パラメータを設定しないでください。

  3. リブート

    手順1、2の設定を有効とするためリブートを行ってください。

  4. Global Link Services (以降、GLS)の設定

    GLSのSMFサービスが起動しているか確認してください。

    # svcs -a | grep fjsvhanet <Return>
    disabled HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet:default
    disabled HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet-poll:default
    1. GLSのSMFサービスが“disable”状態の場合は、SMFサービスを起動します。

      # svcadm enable /network/fjsvhanet <Return>
      # svcadm enable /network/fjsvhanet-poll <Return>
    2. 上記でSMFサービスを起動した場合は、GLSのSMFサービスが“online”状態になっていることを確認してください。

      # svcs -a | grep fjsvhanet <Return>
      online HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet:default
      online HH:MM:SS svc:/network/fjsvhanet-poll:default
  5. .profileの編集

    Oracle Solaris 11の場合、/root/.profile(rootユーザの.profileファイル)に以下の行を追加してください。本手順は、本ソフトウェアをインストールしたすべての Oracle Solaris 11環境のノード(グローバルゾーン、ノングローバルゾーン、カーネルゾーン、制御ドメイン、ゲストドメイン、I/Oルートドメイン、I/Oドメインも含む)で行ってください。

    PATH=${PATH}:/opt/SMAW/bin:/opt/SMAW/sbin ; export PATH

    以降の環境設定は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」の以下の章を参照してください。
    ・ 「Web-Based Admin View画面の起動準備」
    ・ 「クラスタの構築」
    ・ 「クラスタアプリケーションの構築」