名前
VMBackup.ps1 - 自動バックアップの実行
実行方法
powershell scriptDir\exe\VMBackup.ps1 [-l logFileName] [-e]
(scriptDir は、スクリプトをコピーしたフォルダです。)
機能概要
本スクリプトは、任意の仮想マシンのスナップショットを取得した後に、仮想マシンのシステム領域とデータ領域をバックアップします。バックアップ完了後は、取得したスナップショットを削除します。
仮想マシンの業務ボリュームは、バックアップボリュームにLUごとコピーされます。
本スクリプトで自動実行される処理は、「E.8 仮想マシンのバックアップ」の「バックアップスクリプトの実行」を参照してください。
オプション
スクリプトの実行ログを出力するファイル名を、絶対パスで指定します。ログ出力先のディレクトリは、事前に作成しておく必要があります。
本オプションは、-eオプションと同時に指定できます。
出力されるログの詳細は、「E.11 ログ形式とメッセージ」を参照してください。
本オプションを省略した場合は、コマンドプロンプトに実行ログが出力されます。
Windowsのイベントログへログを出力します。
本オプションは、-lオプションと同時に指定できます。
終了ステータス
=0: 正常終了
>0: 異常終了
使用例
> powershell C:\Script_ETERNUS_1\exe\VMBackup.ps1 -l C:\Script_ETERNUS_1\log\backup.log
注意事項
本スクリプトは、VMware vSphere PowerCLIを使用しているため、vCenterサーバとの接続時に電子認証に関する警告が表示されることがあります。この警告は、デフォルトのテスト証明書を使用する場合に表示される警告であるため、無視してください。
バックアップ処理(ETERNUS ディスクアレイ内での物理コピー)が完了していない仮想マシンは、リストアしないでください。バックアップ未完了の状態でリストアした仮想マシンは、正常に稼働しません。
本スクリプトは、必ず、対象の仮想マシン上のアプリケーションを停止(業務I/Oを停止)させた後に、実行してください。
本スクリプトは、バックアップ時に対象の仮想マシンのスナップショットを取得しますが、取得時のオプションである「仮想マシンのメモリのスナップショット」の取得は無効(OFF)の状態となります。