ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

4.2.1 acinq lv (論理ボリューム情報の表示コマンド)

名前

acinq lv - 論理ボリューム情報の表示

形式

acinq lv -a diskArrayName [-free] [-l] [-xml]

機能説明

ETERNUS ディスクアレイの論理ボリューム情報を一覧で表示します。

以下のタイプの論理ボリュームを表示できます。

オプション

-a diskArrayName

ETERNUS名を指定します。

-free

以下の条件を満たす論理ボリュームの一覧を表示します。

  • アフィニティグループに登録されていない

  • アフィニティ機能が無効になっている場合に、LUNマッピング設定で使用していない

-l

拡張形式で表示することを指定します。
本オプション指定時に表示される項目は、使用例の表を参照してください。
なお、将来のバージョンで提供される新機能に対応して、本オプション指定時に表示される項目が追加される可能性があります。

-xml

XML形式で表示します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

表示内容は、以下のとおりです。

タイトル

説明

LV No

論理ボリューム番号を16進数で表示します。

LV Name

論理ボリュームのエイリアス名(0~32文字)を表示します。

(論理ボリュームにエイリアス名(別名)を付けられるETERNUS ディスクアレイだけ)

LV Size

論理ボリュームのサイズをMB単位で表示します。

LV Type

論理ボリュームのタイプを表示します。

  • Open: Open Volumeのことで、オープンシステムで利用できるボリュームです。

  • FTV: Flexible Tier Volumeのことで、オープンシステムで利用できる階層化対象のボリュームです。

  • SDV: Snap Data Volumeのことで、SnapOPC/SnapOPC+のコピー先として利用できるボリュームです。このタイプのボリュームは、OPC/QuickOPC/EC/RECのコピー先として利用できません。

  • TPV: シン・プロビジョニングボリュームのことで、オープンシステムで利用できる仮想ボリュームです。

  • WSV: Wide Striping Volumeのことで、複数のRAIDグループをストライピングで連結したボリュームです。

RG No

RAIDグループ番号を表示します。
LV Typeが"TPV"の場合は、ハイフン("-")を表示します。
LV Typeが"WSV"の場合は、コンマ(",")区切りで表示します。
外部RAIDグループの場合は、"Ext"を表示します。

Encrypt

論理ボリュームの暗号化状態を表示します。

  • -: 非暗号化ボリューム状態です。

  • Yes: 暗号化ボリューム状態です。

Virtual Size

Snap Data Volumeの仮想サイズをMBで表示します。-lオプションを指定した場合だけ表示されます。
LV Typeが"SDV"以外の場合は、ハイフン("-")を表示します。

Copy Inhibit

ボリューム保護の状態を表示します。-lオプションを指定した場合だけ表示されます。

  • -: ボリューム保護していません。

  • Yes: ボリューム保護しています。

LV Typeが"SDV"の場合、またはボリューム保護機能をサポートしていない装置の場合は、ハイフン("-")を表示します。

注意事項