ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Express 16.6 運用ガイド
FUJITSU Storage

4.1.5 シン・プロビジョニングに関する操作

本製品では、ディスクアレイのシン・プロビジョニングに関する操作ができます。

Webコンソールでディスクアレイを選択し、アクションペインから処理を選択します。

実行できる操作は以下のとおりです。

シン・プロビジョニングプールの作成では、DeduplicationまたはCompressionを有効化できます。シン・プロビジョニングプールのDeduplicationまたはCompressionを有効にすると、以下の2つのボリュームが自動で作成されます。

DeduplicationまたはCompressionが有効になっているシン・プロビジョニングプールを削除する場合は、DeduplicationおよびCompressionを無効にしてから削除してください。

シン・プロビジョニングプールのDeduplication/Compressionの機能は、ETERNUS ディスクアレイの以下のマニュアルを参照してください。

利用しているストレージ機種

マニュアル名

ETERNUS DX200 S4/S3
ETERNUS AF250 S2
ETERNUS AF250
ETERNUS DX200F

ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド(設定編)

ポイント

シン・プロビジョニングプールの作成方法には、自動作成(推奨)と手動作成があります。自動作成するには、シン・プロビジョニングプール作成画面の「作成モード」で"自動"を選択する必要があります。手動作成するには、"手動"を選択する必要があります。

シン・プロビジョニングプールを自動作成する際は、Deduplication/Compressionを有効に設定できます。自動作成では、指定されたディスクタイプ、信頼性、およびシン・プロビジョニングプールの総容量を基に、Deduplication/Compressionに適した構成を自動的に作成します。このため、自動作成する前に、2つ以上のRAIDグループを作成できる割当てディスクが必要本数存在していることを確認してください。RAIDグループの作成に必要なディスク本数は、利用するETERNUS ディスクアレイ付属のマニュアルを参照してください。

シン・プロビジョニングプールを手動作成してもDeduplication/Compressionを利用できますが、高度な知識が必要です。手動作成する際は、RAIDグループの構成を選択できます。手動作成でDeduplication/Compressionを有効にするには、チャンクサイズを21MBに設定してシン・プロビジョニングプールを作成したあと、Deduplication/Compressionを有効にしてください。チャンクサイズを21MBにするには、シン・プロビジョニングプール作成画面の「チャンクサイズ」項目にある"Deduplication/Compression用"のチェックボックスをチェックする必要があります。

シン・プロビジョニングプール作成画面において、「作成モード」で"自動"を選択した場合、[シン・プロビジョニングプールの総容量]項目に、作成できるシン・プロビジョニングプールの最大容量が"(MAX: 作成できる最大容量)"の形式で表示されます。

注意

  • ETERNUS DX80 S2/DX90 S2において、ファームウェア版数がV10L20未満の場合、2TBを超えるシン・プロビジョニングプールの総容量を正しく表示できません。2TBを超えるシン・プロビジョニングプールを利用する場合は、ファームウェア版数をV10L20以降にしてください。

  • DeduplicationまたはCompressionが有効なシン・プロビジョニングプールの自動作成では、シン・プロビジョニングプールの作成は成功しても、DeduplicationまたはCompressionの有効化に失敗することがあります。有効化に失敗した場合は、対応するメッセージの処置に従って対処してください。

  • DeduplicationまたはCompressionの状態が"Error"になった場合、容量削減率には"-"(ハイフン)が表示されます。"Error"から復旧したあとの自動更新の契機で、容量削減率の表示が"-"から数値に変わります。自動的に更新される前に最新の容量削減率を確認したいときは、対象のETERNUS ディスクアレイに対して[設定の再読み込み]を実施してください。