アップグレードインストールが正常に完了した状態に修復します。
アップグレードインストールが失敗したサーバで、以下の手順を実施してください。
インストールが失敗した原因を取り除きます。
作業を行うサーバにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。
すでにログインしていて、root(スーパーユーザー)で作業を実施できる状態であれば、本手順は不要です。
以下のコマンドを実行して、旧バージョンレベルをアンインストールします。
[Linuxの場合]
# rpm -e FJSVssage
[Solarisの場合]
# pkgrm FJSVssage
Storage Cruiserエージェントをインストールします。
DVD-ROMから、本バージョンレベルのStorage Cruiserエージェントを新規インストールしてください。
インストール完了後、Storage Cruiserエージェントのセットアップは不要です。
旧バージョンレベルの運用環境をリストアします。
以下の手順で、旧バージョンレベルをリストアしてください。
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
すでにDVD-ROMをDVD-ROMドライブに挿入していれば、本手順は不要です。
DVD-ROMをマウントします。
すでにDVD-ROMをマウントしていれば、本手順は不要です。
DVD-ROM内の以下のシェルスクリプトを実行して、旧バージョンレベルをリストアします。
[Linuxの場合]
# <DVD-ROMマウントディレクトリ>/Agent_unix/Storage_Cruiser/Linux/scagtpostinst.sh backupDir
[Solarisの場合]
# <DVD-ROMマウントディレクトリ>/Agent_unix/Storage_Cruiser/Solaris/scagtpostinst.sh backupDir
backupDirには、バックアップデータが格納されているディレクトリを、絶対パスで指定してください。
DVD-ROMをアンマウントします。
DVD-ROMをDVD-ROMドライブから取り出します。
旧バージョンレベルでSNMPトラップXML定義ファイルをカスタマイズしていた場合は、本バージョンレベル用にカスタマイズを再実施します。
/etc/opt/FJSVssage/snmpthディレクトリに格納されている旧バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイル(1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_21.xmlファイル)を、任意の場所に退避します。
/etc/opt/FJSVssage/snmpthディレクトリに、本バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルを用意します。
そのディレクトリに格納されている1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_21.xml.newファイルを、1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_21.xmlファイルにコピーしてください。
『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「SNMPトラップXML定義ファイル説明」を参照して、1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_21.xmlファイルをカスタマイズします。カスタマイズの内容は、任意の場所に退避した旧バージョンレベル用のSNMPトラップXML定義ファイルを参照してください。
以下のコマンドを実行して、デーモンを起動します。
# /opt/FJSVssage/bin/sstorageagt
Webコンソールで、サーバ情報を再読込みします。