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ETERNUS SF Express 16.6 / Storage Cruiser 16.6 / AdvancedCopy Manager 16.6 移行ガイド
FUJITSU Storage

4.1.1 アップグレードインストール前の作業

ポイント

アップグレードインストールを行う前に、システムをバックアップすることを推奨します。
バックアップを採取しておくと、アップグレードインストール中に異常が発生した場合にバックアップからシステムを復元(リストア)することで、アップグレードインストール前の状態に戻すことができます。

  1. 作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。

  2. アップグレードインストールを行うサーバのディスクに、アップグレードインストールに必要な容量(400MB)が空いているか確認してください。
    アップグレードインストールに必要な容量が空いていない状態でアップグレードインストールを実行した場合、以下のメッセージが出力され、インストールがエラー終了します。インストールに必要な空き容量を確保してから、アップグレードインストールを再実行してください。

    出力メッセージ(インストール先のドライブ文字がCの場合):

    指定されたディスク(C:)の容量が不足しています。ディスク領域を増やしてから、再度実行してください。
  3. Storage Cruiserエージェントが導入されている場合は、Storage Cruiserエージェントのサービスを停止します。
    サービスの停止方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「エージェントの起動と停止」を参照してください。

  4. 以下のバッチを実行して、ETERNUS SF Managerサービスを停止します。

    $INS_DIR\Common\bin\Stop_ESFservice.bat

    $INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。

  5. ETERNUS VASA Providerを使用している場合は、Provider機能を停止します。
    Windowsのサービス画面で、「ETERNUS Information Provider」を停止してください。

  6. ETERNUS SF SNMP Trap Serviceを使用している場合は、SNMP Trap機能を停止します。
    Windowsのサービス画面で、「ETERNUS SF SNMP Trap Service」を停止してください。

    注意

    作業対象のサーバにSNMPトラップを利用するほかのソフトウェア(Systemwalker Centric Manager、ServerView Resource Orchestratorなど)が同居している環境において、ETERNUS SF SNMP Trap Serviceを停止すると、ほかのソフトウェアがSNMPトラップを利用する障害監視を実施できなくなります。障害監視を実施できなくても問題ないことを確認してから、本手順を実施してください。