ポイント
アップグレードインストールを行う前に、システムをバックアップすることを推奨します。
バックアップを採取しておくと、アップグレードインストール中に異常が発生した場合にバックアップからシステムを復元(リストア)することで、アップグレードインストール前の状態に戻すことができます。
作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
アップグレードインストールを行うサーバのディスクに、アップグレードインストールに必要な容量(400MB)が空いているか確認してください。
アップグレードインストールに必要な容量が空いていない状態でアップグレードインストールを実行した場合、以下のメッセージが出力され、インストールがエラー終了します。インストールに必要な空き容量を確保してから、アップグレードインストールを再実行してください。
出力メッセージ(インストール先のドライブ文字がCの場合):
指定されたディスク(C:)の容量が不足しています。ディスク領域を増やしてから、再度実行してください。
Storage Cruiserエージェントが導入されている場合は、Storage Cruiserエージェントのサービスを停止します。
サービスの停止方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「エージェントの起動と停止」を参照してください。
以下のバッチを実行して、ETERNUS SF Managerサービスを停止します。
$INS_DIR\Common\bin\Stop_ESFservice.bat
$INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。
ETERNUS VASA Providerを使用している場合は、Provider機能を停止します。
Windowsのサービス画面で、「ETERNUS Information Provider」を停止してください。
ETERNUS SF SNMP Trap Serviceを使用している場合は、SNMP Trap機能を停止します。
Windowsのサービス画面で、「ETERNUS SF SNMP Trap Service」を停止してください。
注意
作業対象のサーバにSNMPトラップを利用するほかのソフトウェア(Systemwalker Centric Manager、ServerView Resource Orchestratorなど)が同居している環境において、ETERNUS SF SNMP Trap Serviceを停止すると、ほかのソフトウェアがSNMPトラップを利用する障害監視を実施できなくなります。障害監視を実施できなくても問題ないことを確認してから、本手順を実施してください。