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NetCOBOL V12.0 CBLサブルーチン ユーザーズガイド
FUJITSU Software

11.27 CBL_READ_SCR_KEY

キー入力を待ち、取得したキーが文字キーであればその文字を、CRT STATUS句に取得可能なキーであればその状態キー1および状態キー2の値を返却します。

指定方法

呼出しの記述
CALL "CBL_READ_SCR_KEY" USING キー種別
                              キーコード
                        RETURNING 状態コード.
パラメタのデータ定義
01 キー種別    PIC X.
01 キーコード  PIC X(2). 
01 状態コード  PIC S9(4) COMP-5.
キー種別

入力されたキーの種別が設定されます

  • ‘1’:有効キーかつ、状態キー1が‘1’

  • ‘2’:有効キーかつ、状態キー1が‘2’

  • ‘3’:文字キー(1バイト)

  • ‘4’:文字キー(2バイト)

  • ‘9’:無効キー

キーコード

入力されたキーの詳細情報が設定されます。なお、キー種別によりX(4)の内容は次のように参照方法が異なります。

  • キー種別:‘1’および‘2’

    01  STSKEY2.
      02  STSCODE    PIC  9(4) BINARY.

    状態キー2の値が設定されます

  • キー種別:‘3’

    以下の集団項目。

    01  SBCSKEY.
      02  FILLER    PIC X.
      02 SBCSCODE   PIC X.

    SBCSCODE:1バイト文字が設定されます。

  • キー種別:‘4’

    01  DBCSKEY. 
      02  DBCSCODE   PIC X(2).

    DBCSCODE:2バイト文字が設定されます。

  • キー種別:‘9’

    以下の集団項目。

    01  INVALIDKEY.
      02  FILLER  PIC X.
      02  ERCODE  PIC 9(2) BINARY.

    ERCODE:無効キーの種別が設定されます。

    9=無効なファンクションキーが押下されました。

復帰コード

復帰コードは、RETURNINGに指定した状態コードに設定されます。

状態コード
  • 0:成功

  • 0以外:失敗

注意事項

このルーチンの動作時には、あらかじめ実行環境情報@CBR_SCR_KEYDEFFILEの指定が必要です。

キー種別=9を使用する場合、翻訳オプションBINARY(BYTE)を指定する必要があります。