4.2.1 アーギュメントファイルオプション（-a）

アーギュメントファイルを指定します。
アーギュメントファイルは、bsortexコマンドの各種オプション引数を記述したテキストファイルです。固定のオプション引数を別途指定しておきたい場合や、コマンドのオプション引数が長くなる場合などに使用します。
アーギュメントファイルには、bsortexコマンドのオプション引数だけを記述します。オプション引数は複数の行に記述できますが、オペランドの途中で改行することはできません。また、アーギュメントファイルにアーギュメントファイルオプションを記述することはできません。
他のオプション引数とアーギュメントファイルオプションを同時に指定した場合、アーギュメントファイルオプションを指定した位置に、アーギュメントファイルに記述したオプション引数が展開されます。アーギュメントファイルオプションは複数指定できます。

記述形式

-a argument-file

argument-file

アーギュメントファイルのファイルパス名を指定します。
アーギュメントファイルに半角空白を含むファイルパス名を指定する場合は、ファイルパス名をダブルクォーテーション(")で囲みます。

アーギュメントファイルの記述例

例

アーギュメントファイルの正しい記述例

-sort key=32.12pdla,25.4fbia↓
-input reclen=200↓
       file=sortin↓
       include=25.4fbi.ge.d35↓
-output file=sortout↓(注)

注）↓印は改行コード(LF)を示しています。

アーギュメントファイルの誤った記述例
この例のように、オペランド(この例ではkeyオペランド)の途中で改行することはできません。
```
-sort key=32.12pdla,↓
          25.4fbia↓
-input reclen=200↓
       file=sortin↓
       include=25.4fbi.ge.d35↓
-output file=sortout↓(注)
```
注）↓印は改行コード(LF)を示しています。

アーギュメントファイルの展開について

参考

アーギュメントファイル(argument-file)には、以下の内容が記述されているものとします。

-sort key=0.10asca

正しい指定例

bsortex -a argument-file -input reclen=100 file=sortin -output file=sortout

と指定した場合、以下の指定と同じです。

bsortex -sort key=0.10asca -input reclen=100 file=sortin -output file=sortout

誤った指定例
```
bsortex -sort -a argument-file -input reclen=100 file=sortin -output file=sortout
```
と指定した場合、以下の指定と同じです。
```
bsortex -sort -sort key=0.10asca -input reclen=100 file=sortin -output file=sortout
```
この場合、重複して指定できない-sortオプションが2つ指定されているため、エラーになります。