出力ファイルが富士通COBOLファイルシステムの索引ファイルの場合に、インデックスフィールドを指定します。
富士通COBOLファイルシステムの索引ファイルでは、インデックスフィールドの指定が必要です。
記述形式
-X index-def [ ,index-def ...]
index-def
インデックスフィールドを指定します。
主キー、副キーの順にコンマ(,)で区切って指定します。
index-def の記述形式
pos.len typ opt
pos
インデックスフィールドの位置をレコードの先頭を0としたバイト位置で指定します。
len
インデックスフィールドの長さをバイト数で指定します。
typ
インデックスフィールドのデータ形式を指定します。
指定可能なデータ形式と長さを以下に示します。
種類 | データ形式 | typ | 長さ(バイト) | 意味 | |
---|---|---|---|---|---|
文字 | ASCIIコード(注1) | asc | 1~254 | 富士通COBOLのCHARTYPE | |
Unicode UCS-2形式(注2)(注3) | uc2 | 2~254 | 富士通COBOLのCHARTYPE | ||
Big endian | u2b | 2~254 | 富士通COBOLのCHARTYPE | ||
Little endian | u2l | 2~254 | 富士通COBOLのCHARTYPE | ||
Unicode UTF-32形式(注2)(注4) | u32 | 4~252 | 富士通COBOLのCHARTYPE | ||
Big endian | u3b | 4~252 | 富士通COBOLのCHARTYPE | ||
Little endian | u3l | 4~252 | 富士通COBOLのCHARTYPE | ||
Unicode UTF-8形式(注2) | ut8 | 1~254 | 富士通COBOLのCHARTYPE |
注1) 入力コード系オプション(-q)がEBCDICコード系以外の場合に指定できます。
注2) 入力コード系オプション(-q)がEBCDICコード系以外で、環境変数LANGがCまたはUTF-8のlocaleの場合に指定できます。
注3) バイトオーダーは環境変数BSORT_UCS2TYPEまたはスタートアップファイルのBSORT_UCS2TYPEの指定に従います。
注4) バイトオーダーは環境変数BSORT_UTF32TYPEまたはスタートアップファイルのBSORT_UTF32TYPEの指定に従います。
opt
インデックスフィールドの操作を指定します。
指定可能な操作を以下に示します。dとnを両方とも省略した場合は、dを指定したものとして動作します。主キーの終わり、および副キーの終わりには、eを指定します。
opt | 意味 |
---|---|
a | 昇順に並べます。 |
d | インデックスに重複キー指定を示します。 |
e | 主キー、および副キーの終わりを示します。 |
n | インデックスにユニークキー指定を示します。 |
記述例
例
富士通COBOLファイルシステムの索引ファイルで主キーを2つ、副キーを2つ指定する場合は、以下のように指定します。この場合、「10.8asca」および「20.8asca」が主キー、「50.8asca」および「60.8asca」が副キーとなります。
-X 10.8asca,20.8ascae,50.8asca,60.8ascae