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PowerSORT (64bit) V8.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.2.26 インデックス指定オプション(-X)

出力ファイルが富士通COBOLファイルシステムの索引ファイルの場合に、インデックスフィールドを指定します。
富士通COBOLファイルシステムの索引ファイルでは、インデックスフィールドの指定が必要です。

記述形式

-X index-def [ ,index-def ...]

index-def

インデックスフィールドを指定します。
主キー、副キーの順にコンマ(,)で区切って指定します。

index-def の記述形式

pos.len typ opt

pos

インデックスフィールドの位置をレコードの先頭を0としたバイト位置で指定します。

len

インデックスフィールドの長さをバイト数で指定します。

typ

インデックスフィールドのデータ形式を指定します。
指定可能なデータ形式と長さを以下に示します。

種類

データ形式

typ

長さ(バイト)

意味

文字

ASCIIコード(注1)

asc

1~254

富士通COBOLのCHARTYPE

Unicode UCS-2形式(注2)(注3)

uc2

2~254
(2の倍数)

富士通COBOLのCHARTYPE

Big endian

u2b

2~254
(2の倍数)

富士通COBOLのCHARTYPE

Little endian

u2l

2~254
(2の倍数)

富士通COBOLのCHARTYPE

Unicode UTF-32形式(注2)(注4)

u32

4~252
(4の倍数)

富士通COBOLのCHARTYPE

Big endian

u3b

4~252
(4の倍数)

富士通COBOLのCHARTYPE

Little endian

u3l

4~252
(4の倍数)

富士通COBOLのCHARTYPE

Unicode UTF-8形式(注2)

ut8

1~254

富士通COBOLのCHARTYPE

注1) 入力コード系オプション(-q)がEBCDICコード系以外の場合に指定できます。

注2) 入力コード系オプション(-q)がEBCDICコード系以外で、環境変数LANGがCまたはUTF-8のlocaleの場合に指定できます。

注3) バイトオーダーは環境変数BSORT_UCS2TYPEまたはスタートアップファイルのBSORT_UCS2TYPEの指定に従います。

注4) バイトオーダーは環境変数BSORT_UTF32TYPEまたはスタートアップファイルのBSORT_UTF32TYPEの指定に従います。

opt

インデックスフィールドの操作を指定します。
指定可能な操作を以下に示します。dとnを両方とも省略した場合は、dを指定したものとして動作します。主キーの終わり、および副キーの終わりには、eを指定します。

opt

意味

a

昇順に並べます。

d

インデックスに重複キー指定を示します。
nとは排他関係にあります。

e

主キー、および副キーの終わりを示します。

n

インデックスにユニークキー指定を示します。
dとは排他関係にあります。

記述例

富士通COBOLファイルシステムの索引ファイルで主キーを2つ、副キーを2つ指定する場合は、以下のように指定します。この場合、「10.8asca」および「20.8asca」が主キー、「50.8asca」および「60.8asca」が副キーとなります。

-X 10.8asca,20.8ascae,50.8asca,60.8ascae