3.2.1 アーギュメントファイルオプション（-a）

アーギュメントファイルを指定します。
アーギュメントファイルは、bsortコマンドの各種オプション引数を記述したテキストファイルです。固定のオプション引数を別途指定しておきたい場合や、コマンドのオプション引数が長くなる場合などに使用します。
アーギュメントファイルには、bsortコマンドのオプション引数だけを記述します。オプション引数は複数の行に記述できますが、各オプション引数の途中で改行することはできません。また、アーギュメントファイルにアーギュメントファイルオプションを記述することはできません。
他のオプション引数とアーギュメントファイルオプションを同時に指定した場合、アーギュメントファイルオプションを指定した位置に、アーギュメントファイルに記述したオプション引数が展開されます。アーギュメントファイルオプションは複数指定できます。

記述形式

-a argfile

argfile

アーギュメントファイルのファイルパス名を指定します。
アーギュメントファイルに半角空白を含むファイルパス名を指定する場合は、ファイルパス名をダブルクォーテーション(")で囲みます。

アーギュメントファイルの記述例

例

以下にアーギュメントファイルの記述例を示します。

-s -z200 -32.12pdla,25.4fbia↓
-p 25.4fbi.ge.d35↓
-o sortout↓
sortin↓(注)

注）↓印は改行コード(LF)を示しています。

アーギュメントファイルの展開について

参考

アーギュメントファイル(argfile)には、以下の内容が記述されているものとします。

-s -z100

正しい指定
```
bsort sortin -a argfile -o sortout
```
と指定した場合、以下の指定と同じです。
```
bsort sortin -s -z100 -o sortout
```
誤った指定
```
bsort sortin -z70 -a argfile -o sortout
```
と指定した場合、以下の指定と同じです。
```
bsort sortin -z70 -s -z100 -o sortout
```
この場合、重複して指定できない-zオプションが2つ指定されているため、エラーになります。