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NetCOBOL V12.0 ユーザーズガイド(Hadoop連携機能編)
FUJITSU Software

2.6.3 MapReduceアプリケーションのエラーと復帰値

本機能では、MapReduceアプリケーションから返される復帰値の最大値をHadoop実行シェルに返します。

デフォルトではMapReduceアプリケーションから返される復帰値の最大値が「128」を超えた場合、ジョブ失敗のメッセージを出力します。このときJobTrackerのステータスは成功(SUCCEEDED)となり、Hadoop出力データファイルは保持されます。

ジョブをエラーとして扱う復帰値のしきい値は、MapReduce報ファイルで変更することができます。

また、アプリケーションの再実行を行う復帰値のしきい値を設定することにより、タスクごとにMapReduceアプリケーションの再実行を行うことができます。(設定しない場合、デフォルト値は255のため再実行は行われません)

しきい値を超える復帰値がMapReduceアプリケーションから返された場合、本機能はTaskTrackerに異常終了を通知します。TaskTrackerは、あらかじめ設定された最大試行回数分アプリケーションの再実行を繰り返しますが、同じタスクが最大試行回数分のエラーを繰り返すと、Hadoopジョブをエラーとして終了します。このときその他の実行中のタスクは強制終了し、Hadoop出力データファイルは完了済のタスクから出力されたものを含めて、すべて削除されます。

アプリケーションの再実行を行う復帰値のしきい値は、MapReduce設定情報ファイルで変更することができます。