本機能では、MapReduceアプリケーションから返される復帰値の最大値をHadoop実行シェルに返します。
デフォルトではMapReduceアプリケーションから返される復帰値の最大値が「128」を超えた場合、ジョブ失敗のメッセージを出力します。このときJobTrackerのステータスは成功(SUCCEEDED)となり、Hadoop出力データファイルは保持されます。
ジョブをエラーとして扱う復帰値のしきい値は、MapReduce設定情報ファイルで変更することができます。
また、アプリケーションの再実行を行う復帰値のしきい値を設定することにより、タスクごとにMapReduceアプリケーションの再実行を行うことができます。(設定しない場合、デフォルト値は255のため再実行は行われません)
しきい値を超える復帰値がMapReduceアプリケーションから返された場合、本機能はTaskTrackerに異常終了を通知します。TaskTrackerは、あらかじめ設定された最大試行回数分アプリケーションの再実行を繰り返しますが、同じタスクが最大試行回数分のエラーを繰り返すと、Hadoopジョブをエラーとして終了します。このときその他の実行中のタスクは強制終了し、Hadoop出力データファイルは完了済のタスクから出力されたものを含めて、すべて削除されます。
アプリケーションの再実行を行う復帰値のしきい値は、MapReduce設定情報ファイルで変更することができます。