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NetCOBOL V12.0 ユーザーズガイド(Hadoop連携機能編)
FUJITSU Software

2.1 Interstage Big Data Parallel Processing Server連携時のシステム構成

Interstage Big Data Parallel Processing Serverでは、以下のハードウェア構成でシステムを構築します。

また、Interstage Big Data Parallel Processing Serverでは、Hadoop分散ファイルシステム(HDFS)に加え、独自の分散ファイルシステム(DFS)が利用できます。業務アプリケーションのデータをいったん「HDFS」に転送してから処理するHadoopに対し、独自の分散ファイルシステムを利用した場合は、データ転送が不要になるため、処理時間を大幅に短縮することができます。

DFSは、Interstage Big Data Parallel Processing Serverを構成するすべてのサーバからアクセス可能な共用ストレージ領域です。

MapReduceアプリケーションはスレーブサーバで実行されます。このため、スレーブサーバにはNetCOBOLの運用環境が必要です。

Hadoop連携機能では、開発実行環境サーバでHadoopジョブを実行します。このため、開発実行環境サーバにはNetCOBOLの運用環境が必要です。また、開発実行環境サーバ上でCOBOLアプリケーションをビルドする場合は、開発実行環境サーバにNetCOBOLの開発・運用環境が必要です。別サーバ上でビルドしたCOBOLアプリケーションを使用する場合は、開発実行環境サーバにはNetCOBOLの運用環境のみをインストールします。

参考

スレーブサーバが複数台の場合でも、「スマートセットアップ」のクローン機能によりNetCOBOLのインストール作業を短時間に行うことができます。「スマートセットアップ」については“Interstage Big Data Parallel Processing Server ユーザーズガイド”を参照してください。