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NetCOBOL V12.0.0 リリース情報
FUJITSU Software

2.10.1 障害修正に関する互換情報について

ここでは、PowerSORT (64bit) V6.0.0A(*1)以降で実施された障害修正により動作が変わるものを以下の表で説明します。

表2.5 PowerSORTの障害修正に関する互換情報

項番

V/L(*3)

P番号

変更内容

1

V6.0.0

(V10.1.0)

PG76059

以下の条件の場合、PowerSORTが実行結果誤り、無限ループ、または異常終了することがありましたが、PowerSORT (64bit) V6.0.0A(*1)以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortコマンド、bsortexコマンド、またはBSORT関数を使用している。かつ、

  2. ソート機能を指定している。かつ、

  3. テキストファイルCSV形式またはテキストファイルTSV形式を指定している。かつ、

  4. レコード集約機能または出力ファイルのレコード選択機能を指定している。かつ、

  5. 集約フィールドまたは選択フィールドがダブルクォーテーションで囲まれている。

2

V6.0.0

(V10.1.0)

PG76539

以下の条件の場合、PowerSORTが実行結果誤り、または異常終了することがありましたが、PowerSORT (64bit) V6.0.0A(*1)以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. テキストファイルCSV形式またはテキストファイルTSV形式を指定している。かつ、

  3. 出力ファイルのレコード再編成機能を指定している。

3

V6.0.0
(V10.1.0)

V7.0.0
(V11.0.0)

PH05442

以下の条件の場合、PowerSORTの実行で、レコード内に再編成フィールドまたは選択フィールドが存在するかどうかのチェックが正しく行われないことがありましたが、PowerSORT (64bit) V7.0.2(*2)以降では、障害修正の吸収により正しく動作するようになりました。

  1. bsortexコマンドを使用している。かつ、

  2. レコード形式が以下のいずれかである。かつ、

    • バイナリファイル可変長レコード形式(-recordオプションのrecformオペランドが"var")

    • テキストファイル固定フィールド指定のレコード形式(-recordオプションのrecformオペランドが"txtfix")

  3. 2つ以上の出力ファイル情報オプション(-output)を指定している。かつ、

  4. 2つ以上の出力ファイル情報オプション(-output)で以下のいずれかの機能を指定している。かつ、

    • レコード再編成機能(reconstオペランド)

    • レコード選択機能(include/omit/caseオペランド)

  5. レコード再編成機能の場合、再編成フィールドとしてレコード内のフィールドを指定している("pos.len"の形式または"pos.END"の形式)。かつ、

  6. それぞれの出力ファイル情報オプション(-output)で指定した再編成フィールドの最大位置(「変位+長さ-1」の最大値)または選択フィールドの最大位置(「変位+長さ-1」の最大値)が異なる。

*1) PowerSORT (64bit) V6.0.0Aは、NetCOBOL Enterprise Edition V10.2.0およびV10.3.0に同梱されています。

*2) PowerSORT (64bit) V7.0.2は、NetCOBOL Enterprise Edition V11.1.0に同梱されています。

*3) V/Lは障害が存在する範囲を示します。()内のバージョンはNetCOBOLシリーズでのバージョン・レベルを示します。