ページの先頭行へ戻る
NetCOBOL V12.0.0 リリース情報
FUJITSU Software

2.8.2 SIMPLIA/TF-MDPORTの互換に関する情報

SIMPLIA/TF-MDPORT V5L6からV8L1への移行時における互換に関する注意事項は以下のとおりです。

EUC半角カナの定義方法について

変更内容

利用者定義変換テーブルでEUC半角カナ(コードセット2)を定義する方法が変更となりました。

対処方法

「8E」を付与して定義(4桁で定義)してください。

コード変換機能について

変更内容

コード変換機能は、廃止されました。

対処方法

レコード変換機能に移行してください。

MDPORT_EXACT_CHECK環境変数について

変更内容

MDPORT_EXACT_CHECK環境変数(数値項目の厳密チェック処理)の初期値が「有効」(yes)となりました。

対処方法

V5版と同じ変換仕様にする場合は、環境変数に「無効」(no)を指定してください。

MDPORT_INITIAL_VALUE環境変数について

変更内容

MDPORT_INITIAL_VALUE環境変数に「16進数/SPACE(空白)」を指定した変換が廃止されました。

対処方法

当値を指定した場合は、エラーとなります。「10進数」で指定してください。

MDPORT_ICONV_JIS環境変数について

変更内容

MDPORT_ICONV_JIS環境変数に「jiskana/jiskana7」を指定した変換が廃止されました。

対処方法

ありません。当値を指定した場合は、「jiskana8」が指定されたものとして動作します。

オペランドについて

変更内容

-icopy/-ocopyオペランド(項目入換え機能)、および-cvcobgen/-cvcobuseオペランド(COBOLソース生成機能)が廃止されました。

対処方法

当オペランドを指定した場合は、エラーとなります。当オペランドを削除してください。

オペランドの値について

変更内容

-icode/-ocodeオペランド(コード体系)から「jise/jis78/jis78e」が廃止されました。

対処方法

当値を指定した場合は、エラーとなります。

データ定義文について

変更内容

データ定義文にPICTURE句を"X"で定義した項目は、英数字日本語混在項目として使用できるようになりました。これに伴い-ikana/-okanaオペランドに以下の指定をした場合は無視され、コードセット2として扱います。

  • 入力データの半角カナをJIS8コードとして扱う指定

  • 出力データの半角カナをJIS8コードとして扱う指定

  • 出力データの半角カナをコードセット1(全角カナ)として扱う指定

対処方法

ありません。

rdb形式のファイルを扱う場合について

変更内容

出力形式がrdb形式で小数部が全て「0」の場合、小数部のゼロ出力を抑制します。

対処方法

ありません。

内部10進/バイナリ(COMP)項目を扱う場合について

変更内容

内部10進/バイナリ(COMP)項目の数値部に桁溢れが発生した場合、指定桁数に切り詰めて出力します。

対処方法

ありません。

内部10進項目を扱う場合について

変更内容

内部10進項目の数値部データに数値以外のデータが存在した場合、データ全体を「0」に置き換えて出力します。

対処方法

ありません。

EUC半角カナの変換について

変更内容

EUCの日本語項目について、同一コード変換の場合および相手側がUnicodeの場合に、半角カナも変換を行います。

対処方法

ありません。

文字コード変換仕様について

変更内容

SJISとKEIS/JIPSJ/JIPSE間の変換で、CharsetManagerを使用しない変換の場合に、変換可能な文字(「う」に濁点、小書き仮名の「か」「け」の3文字)を追加しました。

対処方法

V5版と同じ変換仕様にする場合は、利用者定義変換テーブルでコード変換エラーの定義を設定してください。