ディスク消去PCの管理は、ディスク消去PCグループ単位で行います。このため、ディスク消去PCグループに関して、各設定(登録、削除、グループ内PCのディスク消去完了の設定)を行います。
操作は、管理者が、メインメニューで行います。
ディスク消去PCグループを追加する
ディスク消去対象のPCは、同類項でグループを作成し、そのグループ単位で管理します。ディスク消去対象となるPCを検索し、各グループに登録します。
注意
ディスク消去PCグループに登録するPCが、以下の条件を満たす場合は、注意が必要です。
今回のディスク消去対象PCで使用されているユーザーIDおよびPC名が、以前にディスク消去したPCで使用されていたユーザーIDおよびPC名と同じであるとき。
上記の場合は、再構築前のディスク消去PCが所属するディスク消去PCグループを削除してください。削除していない場合は、ディスク消去PCグループ登録時に、今回登録しようとするPCのチェックポックスがグレーで表示され、登録できません。
手順は、以下のとおりです。
メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
[追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
部門を選択する場合は[部門選択]ボタンをクリックし、ディスク消去PCが所属する部門を選択します。
検索対象となるPCの条件を入力し、[検索]ボタンをクリックします。
→検索結果が表示されます。
チェックボックスが無効化されているPCは、すでに他のディスク消去PCグループに所属していることを意味します。したがって、現在設定しているディスク消去PCグループには所属させることができません。
以下の値を設定します。
項目名 | 説明 | |
---|---|---|
[グループ名] | ディスク消去PCのグループ名を全角30文字、半角60文字以内で指定します。 指定可能文字は、英数字、ひらがな、カタカナ、漢字、および、次の半角記号です。 「-」「@」「.」「(」「)」「[」「]」「{」「}」「<」「>」「:」「;」 省略することはできません。 | |
[備考] | 備考を入力します。全角128文字以内、半角256文字以内で入力します。 | |
[消去モード] | 標準モード(推奨) | 富士通標準パターンで消去します。 消去対象のハードディスクの先頭セクタから最終セクタまでを、乱数で上書きしたあと、0で上書きします。 |
高速モード | 消去対象のハードディスクの先頭セクタから最終セクタまでを、1度だけ、0で上書きします。 | |
NSA標準モード | NSA標準(米国国防総省NSA規格)で消去します。 | |
DoD標準モード | DoD標準(米国国防総省規格)で消去します。 | |
[消去理由] | 消去理由を以下から選択します。
|
ディスク消去PCグループに登録するPCのチェックボックスをチェックします。
[OK]ボタンをクリックします。
ディスク消去PCグループに登録したPCは、ディスク消去PCグループから削除できません。削除する場合は、ディスク消去PCグループごと削除してください。
ディスク消去完了を設定する
クライアントが、メインメニューの[ディスク消去管理]-[ディスク消去結果アップロード]で、ディスク消去結果のアップロードを行っていない場合でも、管理者の判断で、PCのディスク消去を設定できます。ディスク消去結果のデータ形式が不当で、アップロードに失敗した場合にも使用できます。
ディスク消去扱いとして設定されたPCのライセンス情報、およびインベントリ情報の削除については、管理者が指定します。
注意
ディスク消去完了設定を行ったPCと同一のユーザーID・PC名を使用して新たにPC構築・管理する場合には注意が必要です。
ディスク消去完了設定したPCのディスク消去結果をアップロードする前に、ディスク消去完了設定を行ったPCと同一のユーザーID・PC名を使用して新たにPC構築・管理すると、ディスク消去結果アップロードにより新たなPCのインベントリ情報は削除され、管理対象から外れます。
削除された場合は、手動でインベントリ収集を行い、再度ライセンス管理などの管理作業を行ってください。
手順は、以下のとおりです。
メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
ディスク消去完了設定するPCが所属するディスク消去PCグループのリンクをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
必要に応じて、[ライセンス情報およびインベントリ情報を削除する]チェックボックスをチェックします。チェックした場合は、選択したすべてのPCに対して有効となります。
ディスク消去完了設定するPCのチェックボックスをチェックします。
なお、ディスク消去完了が設定できるPCは、ディスク消去未完了のPCのみです。その他のPCについてはチェックボックスが無効化されます。
[OK]ボタンをクリックします。
→ディスク消去完了設定されます。
[ライセンス情報およびインベントリ情報を削除する]チェックボックスをチェックしなかった場合の対処
[ライセンス情報およびインベントリ情報を削除する]チェックボックスをチェックせずにディスク消去完了設定を行った場合、あとでライセンス情報およびインベントリ情報を手動で削除するには、以下の手順で行います。
メインメニューの[PC情報]で、該当PCを検索します。
検索結果から該当PCを選択し、削除します。
手順の詳細については、“3.2.2 インベントリ情報を削除する”を参照してください。
ディスク消去PCグループを変更する
ディスク消去PCグループの変更を行います。グループ情報の変更、およびPCの追加登録が可能です。
手順は、以下のとおりです。
メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
変更したいディスク消去PCグループ名のリンクを選択します。
→以下の画面が表示されます。
ディスク消去PCグループ名、備考を変更します。
PCを追加登録したい場合は[PC検索]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
ディスク消去PCグループに追加登録するPCのチェックボックスをチェックします。
[OK]ボタンをクリックします。
ディスク消去PCグループを削除する
ディスク消去PCグループの削除を行います。グループに所属していた各PCのライセンス情報、およびインベントリ情報については削除されません。
手順は、以下のとおりです。
メインメニューにログインし、[ディスク消去管理]をクリックします。
→[ディスク消去管理]画面が表示されます。
削除するディスク消去PCグループのチェックボックスをチェックし、[削除]ボタンを選択します。
→削除確認のメッセージが表示されます。