以下の画面において、システム管理者/部門管理者の判断による運用対処が行えます。
状況画面の該当台数をクリックすることにより表示されるPC一覧(対処画面)
インベントリ情報画面
注意
以下のPCに対しては、インベントリ削除以外の対処はできません。
CTのバージョンがV14.1.0以前のPC
コマンドモードCTによりインベントリ収集されたPC
他製品によりインベントリ収集されたPC
1PCに対しての対処指示は、最新の20件が有効となります。したがって、対処を行っていない指示内容が1PCに対して21件以上存在すると、過去の対処指示は無効となります。
対処を指示してから7日経過しても対処結果が通知されない場合は、対処結果が異常終了となります。
各画面で可能な運用対処の操作について説明します。
運用対処 | 利用操作が可能な画面 ○:対処可能 | |
---|---|---|
対処画面 | インベントリ情報画面 | |
メッセージ送信 | ○ | ○ |
インベントリ収集 | ○ | ○ |
インベントリ削除 | ○ | ○ |
セキュリティパッチの適用 | ○(注1) | × |
セキュリティ設定の変更 | ○(注2) | × |
省電力設定の変更 | ○(注3) | × |
注1)「セキュリティパッチが適用されていないPC」の場合のみ対処可能
注2)「セキュリティポリシーに違反しているPC」の場合のみ対処可能
注3)「省電力ポリシーに違反しているPC」の場合のみ対処可能
以下に設定方法について説明します。
手順
運用対処を行うための設定は、システム管理者だけが行えます。
手順は、以下のとおりです。
メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。
→[環境設定]画面が表示されます。
[オプション]をクリックし、[対処に関する設定]を参照します。運用に沿った設定に変更し、[適用]ボタンをクリックします。
各設定項目について、以下に順に説明します。
対処内容の自動メール通知
対処を行った内容を自動でメール通知する際の設定です。
項目 | 内容 |
---|---|
対処内容の自動メール通知 | 対処を行った内容を自動でメール通知します。
|
メール通知する内容は、対処を行った内容と対処するPCの一覧ファイルです。
対処するPCの一覧ファイルの形式は、対処画面の「CSV出力」と同等の形式となります。
メール件名
[Desktop Patrol 対処通知]
メール本文
2011/03/16 9:55:55 対処を実施しました。 ←(1) [ 対処 ] ←(2) メッセージ送信 [ 本文 ] ←(3) XXXXしてください。 [ 対象PC ] ←(4) 添付ファイルを参照してください。 -- ←┐ 1開発部(部門管理者) 富士通太郎 │ ユーザーID fujitsutaro (5) 連絡先 fujitsu.taro@jp.fujitsu.com 1111-2222 │ http://サーバ情報(CSのFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/index.html←┘
項目 | 内容 |
---|---|
メール件名 | 固定です。 |
(1) | YYYY/MM/DD hh:mm:ss は対処を実施した日時となります。 |
(2) | 対処時に選択した対処内容を表します。 |
(3) | 対処[メッセージ送信]を選択した場合のみ、本文を出力します。 |
(4) | 対処時に選択したPCの一覧となります。 |
(5) | 対処を指示したユーザーの情報となります。 部門名の後ろの()内は権限を表しており、連絡先はユーザー管理情報でメールアドレス、電話番号を指定している場合に出力します。 Systemwalker Desktop PatrolのURL は、CSインストール時に指定したホスト名を採用します。 |
注意
MIME規約の解釈の違いにより、管理者に送信するメールにおいてCSV形式の添付資料がメール本文に付与され、文字化けする現象が発生する場合があります。
以下の設定の変更により、事象を改善できます。
ファイル:DTPインストール先\BNServ\data\dtp_config
セクション:"MAILOPTION"
キー:"boundaryLineFeed"
【設定例】
<DTPインストール先\BNServ\data\dtp_configファイルの内容例>
: : [MAILOPTION] boundaryLineFeed=1
ポイント
自動メール通知を行う場合には
システム管理者、部門管理者に自動メール通知を行うためにメール環境設定およびメールアドレスの設定が必要です。
メール環境の設定
[環境設定]-[オプション]-[メール環境の設定]でメール環境の設定を行ってください。システム管理者のみ設定できます。
メールアドレス設定
送信先のメールアドレスを設定してください。設定方法の詳細については、“2.1 マスタ管理情報を構築する”を参照してください。
注意
送信先にメールアドレスが設定されていない場合は、自動メール通知されません。
ポイント
部門管理者への自動メール通知先
該当PCが所属する部門の部門管理者に通知しますが、所属する部門に部門管理者がいない場合は、一番近い上位の部門管理者に通知します。
以下は、部門Cに所属しているPCに問題が発生した場合の、部門管理者に自動通知する例です。
対処「メッセージ送信」を行う場合
対処[メッセージ送信]確認ダイアログで指定できるテンプレートを管理します。
ここで並んでいる順番で対処[メッセージ送信]確認ダイアログのリストは表示されます。
テンプレート一覧に関する説明
項目 | 内容 |
---|---|
確認ダイアログで使用 |
|
テンプレート名 | テンプレートの名称です。 内容表示ボタンをクリックすると、テンプレート名の編集、テンプレート内容の確認/編集が可能となります。内容を閉じる場合は内容非表示ボタンをクリックしてください。 |
ボタンに関する説明
ボタン名 | 内容 |
---|---|
追加 | テンプレート一覧に新規でテンプレートを作成します。 テンプレートは50個まで追加できます。 |
削除 | テンプレート一覧からテンプレートを削除します。 |
上に移動/下に移動 | 移動したいテンプレートを選択して移動ボタンをクリックすると、テンプレートの順番が移動され、確認ダイアログのリストに表示する順番に反映されます。 |
内容表示ボタンをクリックすると、テンプレートの内容が編集できます。
項目 | 内容 |
---|---|
テンプレート名 | テンプレートの名前を、全角64文字、半角128文字以内で指定してください。 省略はできません。 |
本文 | 対処[メッセージ送信]の本文を、全角1024文字、半角2048文字以内で指定してください。 |
なお、以下のサンプルを提供していますので、必要に応じて使用してください。
対処[メッセージ送信]用サンプル(インベントリ情報が収集されていないPC)
対処の内容によって以下の設定も必要です。必要に応じて設定を行ってください。
「セキュリティパッチの適用」を行う場合
セキュリティパッチの適用を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“第6章 セキュリティパッチを配信/適用する”を参照してください。
「セキュリティ設定の変更」を行う場合
セキュリティ設定の変更を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“4.2.2 セキュリティ設定を監査するための設定”を参照してください。
また、対処[セキュリティ設定の変更]の運用対処に関する設定があります。
項目 | 内容 |
---|---|
確認ダイアログの設定 | 「「自動対処不可能な項目を監査OKとする」設定を表示する」にチェックすると、対処[セキュリティ設定の変更]を選択した際の確認ダイアログに本オプションが表示されます。 本オプションは、実際のPCに対して自動対処を行うものではありません。 |
「省電力設定の変更」を行う場合
省電力設定の変更を行うための設定をしてください。設定方法の詳細については、“4.2.1 省電力設定を監査するための設定”を参照してください。