機能の非互換について説明します。
V15.0.1以前のCTからの接続
V15.0.1以前のCTから接続できなくなります。接続を許可する場合は、CustomPolicyコマンドで接続を許可する設定を行う必要があります。カスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)の詳細については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。
メインメニュー[PC情報]-[対処-インベントリ収集]実行時の動作
メインメニューの[PC情報]でCTを選択し、[対処-インベントリ収集]を実行した場合、V15.0.1以前ではCTのインベントリ収集動作(デフォルトは差分収集)に従って収集していましたが、V15.1.0ではすべてのインベントリ情報を収集してサーバへ通知します。
セキュリティの診断結果画面
Windows 7(SPなし)、およびWindows Server 2008 R2(SPなし)のCTをV15.1.0にバージョンアップすると、運用設定の診断結果画面でNGが表示されます。また、メインメニュー上でもセキュリティに問題があるPCとして集計されます。
これらのOSを利用しているCTをNGとしない場合は、事前にセキュリティポリシーでOSのサポート状況を[監査しない]に変更してください。
出力ファイルのエンコード形式
以下のファイルはShift JISで出力していましたが、V15.1.0ではUTF-8で出力します。
分類 | V15.0.1以前 | V15.1.0 |
---|---|---|
CT稼働状況ログファイル | Shift JIS | UTF-8 |
CS操作ログファイル | Shift JIS | UTF-8 |
logcheck.exe(CT動作状況チェック)コマンドの出力ファイル | Shift JIS | UTF-8 |
logcheckcs.exe(CS上のCT動作状況チェック)コマンドの出力ファイル | Shift JIS | UTF-8 |
メールのエンコード形式
Systemwalker Desktop Patrolから送信されるメールのエンコード形式は、V15.1.0からUTF-8に変更されます。
メールソフトで表示する時は、エンコード形式をUTF-8に指定して表示してください。
EXE情報のファイルパスの省略箇所
EXE情報の収集において、収集したファイルパスが全角127文字、半角380文字を超える場合、これまで末尾を省略したファイルパスとして収集・表示していましたが、V15.1.0からは途中を省略したファイルパスとして収集・表示するよう変更されます。
保有ライセンス情報ファイルの形式変更
保有ライセンス情報ファイルの第7カラムと第8カラムの間に以下の項目が追加されました。
詳細については、“リファレンスマニュアル”の“保有ライセンス情報ファイル”を参照してください。
No | 項目名 |
---|---|
8 | 購入元 |
9 | 購入部門 |
10 | 購入者 |
11 | ライセンス種別 |
12 | ライセンス種別(備考) |
13 | ライセンス形態 |
14 | ライセンス形態(備考) |
15 | 使用許諾条件 |
16 | 使用許諾条件(備考) |
17 | 使用許諾証明 |
18 | 証書番号 |
19 | 管理部門 |
20 | 保管場所 |
21 | 元ライセンス管理番号 |
22 | その他付帯条件 |
23 | 更新予定日 |
ソフトウェア辞書グループの[セキュリティパッチ]のグループ名およびセキュリティパッチ名称
メインメニューの[配信]-[セキュリティパッチの配信]と[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]のソフトウェア辞書グループ[セキュリティパッチ]において、Windows XP 以前のセキュリティパッチのグループ名および名称が変更されます。日本語・英語・中国語(簡体字)に依存するセキュリティパッチは、グループ名および名称に、依存する言語を表示します。
バージョンアップ手順
V13.2.0/V13.2.1以前のバージョンを利用されている環境でのバージョンアップ手順が変更になります。
V13.2.0/V13.2.1以前のバージョンを使用している場合は、以下のフォルダにある移行用CTアップデータの登録が追加になります。
<DVD-ROM>\utilites\tool\updv132
詳細については、“導入ガイド”の“アップデータの適用によるバージョンアップの手順”を参照してください。