機能の非互換について説明します。
MC画面
V14.0.0/V14.0.1から、MC画面がメインメニューに統一され、MC画面はなくなりました。
ユーザー定義(旧MC画面の[カテゴリ]-[エンタープライズポリシー]-[ローカル])のファイル検索において、ファイル名を参照ボタンを使用して設定すると一部の検索条件が自動で登録されましたが、V14.0.0/V14.0.1ではdtpfinfo.exe(実行ファイルの詳細情報の取得)コマンドまたは手動による登録となります。
ユーザー定義(旧MC画面の[カテゴリ]-[エンタープライズポリシー]-[ローカル])のソフトウェア稼働状況において、ファイルを選択することによりPEヘッダの取得を行いましたが、V14.0.0/V14.0.1ではdtpfinfo.exe(実行ファイルの詳細情報の取得)コマンドによる登録となります。
配信ソフトウェア(旧MC画面の[カテゴリ]-[ソフトウェア])としてフォルダを指定して登録する場合、V14.0.0/V14.0.1ではあらかじめフォルダごとにzip形式で圧縮しておく必要があります。
セキュリティパッチをMicrosoft社公開サーバからスケジュールによるダウンロードを行わなかった場合に、パッチを選択してダウンロードする必要がありましたが、V14.0.0/V14.0.1では配信ソフトウェアの設定画面でセキュリティパッチを配信対象とすると自動的にMicrosoft社の公開サーバからダウンロードします。
未適用パッチ検出スケジュール設定
V14.0.0/V14.0.1から、自動で定期的に未適用パッチを検出できるようになったため、未適用パッチ検出スケジュール設定をなくしました。
メインメニュー
メニュー画面(メインメューのトップ画面)がなくなり、画面上部から各機能の操作が可能になりました。
そのためにパスワードの変更が画面上部から呼び出せるようになりました。
Systemwalkerとして全体でデザイン統一を行った結果、ログインした際の権限アイコンが表示されなくなりました。
各画面の参照/設定タブがなくなり、1画面で双方の情報が参照できるようになりました。
部門ツリーやソフトウェアグループツリー部分の表示範囲の指定方法が変更され、「下の階層を含める」にチェック状態を変更するだけで部門やソフトウェアグループを選択しなくても一覧情報が更新されるようになりました。
ポリシーグループの設定が、1つのPCグループに対して1つのポリシーやパッチ設定を行う必要がありましたが、V14.0.0/V14.0.1では1つのポリシーやパッチ設定を複数のPCグループに使用できるようになりました。
基本動作ポリシーのセキュリティ管理の「セキュリティパッチの新着の確認」と「セキュリティパッチの自動適用の設定」の2つの設定が「セキュリティパッチの自動適用の設定」1つに統合されました。
DSのダウンロード先が、[設定管理]-[DSダウンロード]から[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況]に変更になりました。
リース管理機能は、[管理台帳]-[契約管理]に機能拡張されます。そのため、「リース管理」画面は表示されなくなりました。
ダウンロードメニュー
メニュー画面(ダウンロードメニューのトップ画面)がなくなり、画面上部から各機能の操作が可能になりました。
ハードウェア情報
CPU名の表記方法が変更になりました。
例:
V13.3.0: Pentium 4
V14.0.0/V14.0.1: Intel(R) Pentium(R) 4 CPU 3.40GHz
CPUクロック数の取得方法が変更になりました。
動作クロック数から取得した値を使っていましたが、ハード情報をWMIで取得した値を表示します。
クライアント
ログオン時の動作
V14.0.0/V14.0.1ではシャットダウンしていないPCにおいて、1日の最初のスタンバイ/休止からの復帰をWindowsログオンのタイミングとみなして動作します。
クライアント監査ツール
「クライアント監査ツール」は、「運用設定の診断結果」画面に名称が変更されました。
プロセッサの電源管理
Windows XP/2003においてV13.3.0ではプロセッサ効率化のためのプロセッサ調整の値を監査していましたが、PCの省電力運転に大きく影響しないためV14.0では監査しなくなりました。
アラーム通知機能
リース終了日のアラーム通知機能は、「契約期限切れ通知」の機能に移行したため、アラーム通知機能の「リース終了日」の項目は表示されなくなりました。
以下に、V14.0.0/V14.0.1にバージョンアップする前のアラーム通知機能の設定画面を示します。
V14.0.0/V14.0.1にバージョンアップした後は、アラーム通知機能の設定画面は以下のように変更されます。
なお、初期設定では、[送信文編集]画面にリース管理に関する「リース終了日」の記述が残ります。不要な場合は、記述を削除してください。リース管理に関する「リース終了日情報ファイル(lease.csv)」が通知されることはありません。リースの件名等の情報は、メール本文内で通知されます。
コンテンツダウンロード
個々のPCへのダウンロードの許可は、「ライセンス割り当て」と連動しません。
個々のPCへの配信は、配信用ソフトウェアグループを使用します。
Systemwalker Desktop Patrol Assessor
[機器管理]の全機能
[契約管理]の全機能
[棚卸支援]の[棚卸状況の確認]機能
[環境構築]のアラーム通知の設定 (「契約通知切れの設定」に名称を変更)
[環境構築]の資産管理番号の設定
[環境構築]の履歴管理の設定
[環境構築]のセキュリティ監査の設定
[設定管理]の資産区分の設定 (「資産区分名称の設定」に名称を変更)
[設定管理]の画面項目名の設定
[機器管理/契約管理/棚卸支援]での「表示項目の設定」情報
[棚卸支援]での「棚卸運用の設定」情報
以下の機能は、Systemwalker Desktop Patrolとの製品統合により不要となるため、削除されます。
[環境構築]のメール環境の設定 (DTP側の定義と同じ設定となるため)
[環境構築]の契約情報の移行設定 (必ず契約情報を移行します)
CS上で定期的に自動実行するため、スケジュール設定および手動実行が不要となります。
各画面からの「ファイル出力」として台帳保存する場合、機器確認ファイル、機器一覧ファイル、機器詳細一覧ファイル、契約確認ファイル、契約一覧ファイル、契約詳細ファイル、棚卸確認ファイル、棚卸対象一覧/棚卸対象外一覧ファイル/履歴情報ファイルについて、出力される内容に以下の変更があります。
出力するファイルの種類に、[Microsoft Excel(*.xls)]のExcelファイルの形式はなくなります。
CSVファイルとして出力される内容として、実際のデータ部の行より上の部分に変更があり、Systemwalker Desktop Patrolと同様の形式で出力します。
画面に表示されるデータにおいて、No.行がなくなるため、ファイル出力される情報にも、No.行はなくなります。また、表示される各項目の順番にも変更があります。