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Systemwalker Desktop Patrol リリース情報
FUJITSU Software

1.2.11 V13.3.0で追加・変更された機能

Systemwalker Desktop Patrol V13.3.0で追加・変更された機能について説明します。

モバイルPC運用に対応

社外からVPN(Virtual Private Network)を使用して社内に接続するようなモバイル運用を行う場合、モバイルPC上の「Systemwalker Desktop Patrol CT」に対して、以下の動作ポリシーを設定できます。動作ポリシーを設定することで、ネットワークに常時接続しないモバイルPCにおいても、Systemwalker Desktop Patrolによる資産管理の運用を行えます。

上記の設定は、モバイル接続用の「Systemwalker Desktop Patrol DS」を設置し、その「Systemwalker Desktop Patrol DS」に対して設定を行います。

モバイルPCは、この「Systemwalker Desktop Patrol DS」に接続することにより、設定された動作ポリシーに従って動作します。

モバイルPC運用のイメージ図を以下に示します。

セキュリティ監査の強化

以下のセキュリティ監査項目が追加になり、「Desktop Patrol メインメニュー」の[セキュリティ管理]-[セキュリティ情報]画面で監査できるようになりました。

注1) 各製品のファイアウォール機能は以下の表記ですが、本書では総称して「ファイアウォール」とよびます。

注2) 各ウイルス対策ソフトウェアのリアルタイムスキャン機能は以下の表記ですが、本書では総称して「リアルタイム検索」とよびます。

禁止アプリケーションの検出

「MC画面」に定義した使用禁止アプリケーションを、「Desktop Patrol メインメニュー」の[資産管理]-[ソフトウェアの導入状況]画面で確認できるようになりました。

また、アラーム通知機能により、禁止アプリケーションが導入されていた場合、その情報を管理者に通知できます。

アラーム通知機能の強化

クライアントでソフトウェアの追加と削除が行われた場合、その変更情報をアラーム通知できるようになりました。

ポリシーグループのパッチ設定機能

特定のPCに対して一部のセキュリティパッチを適用したくない場合に、適用しないパッチを選択し、ポリシーグループごとに設定できます。

これにより、特定のセキュリティパッチを適用すると運用上問題のあるPCに対して、例外的なパッチ適用の運用が行えます。

適用しないセキュリティパッチの選択時には、以下の設定を行うことができます。

上記の設定を組み合わせて運用することもできます。

特定のPCに対し、任意のセキュリティパッチを適用しない運用のイメージ図を以下に示します。

ポリシーグループに所属しないCTについては、「MC画面」で選択したセキュリティパッチの設定に従ってパッチの適用が行われます。

特定のPCに対して適用したくないセキュリティパッチがある場合は、「Desktop Patrol メインメニュー」の[設定管理]-[ポリシーグループ管理]画面で、適用したくないセキュリティパッチを設定します。

これにより、ポリシーグループに所属するPCに対して、特定のセキュリティパッチを適用しない運用を行えます。

コンテンツ実行強化

コンテンツダウンロード機能が強化されます。

CS、DSのイベントログの出力

「Systemwalker Desktop Patrol CS」または「Systemwalker Desktop Patrol DS」で以下の事象が発生した場合、イベントログを出力します。Systemwalker Desktop Patrolで発生したイベントをSystemwalker Centric Managerなどの他製品で監視することができます。

区分

説明

情報

  • サービスの起動と停止

  • Systemwalkerサポートセンターからのソフトウェア辞書のダウンロードと適用

  • Microsoft社の公開サイトからのセキュリティパッチのダウンロード

警告

自動リカバリや継続動作しても問題がない軽微なトラブルが発生した場合

エラー

CS,DSに、運用に影響のある異常が発生した場合

CS操作ログの収集

「Systemwalker Desktop Patrol CS」に対して、以下の画面から行った操作のログ(定義変更、登録、削除)およびログイン/ログアウトを収集できます。

Web画面の改善

「Desktop Patrol メインメニュー」において、以下の改善を行いました。

PC一覧の表示項目のカスタマイズ

「Desktop Patrol メインメニュー」の[資産管理]-[インベントリ情報]画面の[PC一覧]に表示される項目を、デフォルトの表示項目から変更できます。表示項目の変更は、システムで1つの設定が可能です。

PC一覧の表示項目のカスタマイズ画面の例を以下に示します。

ソフトウェア一覧のツリー表示

「Desktop Patrol メインメニュー」の以下の画面のソフトウェア一覧がツリー表示され、「MC画面」と同じ操作方法でソフトウェア一覧の操作が可能になりました。

  • [資産管理]-[ソフトウェアの導入状況]画面

  • [セキュリティ管理]-[セキュリティパッチの適用状況]画面

  • [セキュリティ管理]-[ウィルス対策ソフトウェアの適用状況]画面

[資産管理]-[ソフトウェアの導入状況]画面の例を以下に示します。

一覧表示のページ対応

「Desktop Patrol メインメニュー」の各画面で表示される項目の一覧表示がページ対応しました。

表示する件数が多い場合に、1ページに表示する件数を絞りこんで表示できます。

MC画面の改善

「MC画面」において、以下の改善を行いました。

Windowsログオン時のパッチ適用

セキュリティパッチを適用するタイミングに、Windowsログオン時が追加になりました。

これよにり、V12.0L10以前のバージョンと同様に、Windowsログオン時のタイミングでセキュリティパッチを適用できるようになります。