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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.23 DTKTBLUNLOAD.BAT (ログテーブルの全体高速バックアップ)

機能説明

ログテーブルおよび設定変更ログテーブルの全レコードを高速にバックアップできます。
ただし、バックアップ対象はテーブル内の全レコードであり、期間指定による部分バックアップはできません。

記述形式

DTKTBLUNLOAD.BAT  DTKDB  {OPELOG | SETTINGSLOG | ALLLOG}  <OutDir>  [NOPROMPTLOG]  [AUTOPATH]

オプション

DTKDB :

固定値です。

<処理対象>:

オプションの文字列は、英大文字/英小文字が使用できます。全角文字での指定はできません。

OPELOG :

ログテーブルを処理したい場合に指定します。

SETTINGSLOG :

設定変更ログテーブルを処理したい場合に指定します。

ALLLOG :

ログテーブルと、設定変更ログテーブルの両方を処理したい場合に指定します。

<OutDir> :

保存先のフォルダを絶対パスで入力します。フォルダは事前に作成しておく必要があります。

NOPROMPTLOG :

クライアント(CT)から採取された、PromptLogフォルダ配下のコマンドプロンプトログのテキストファイルをバックアップしたくない場合に指定します。
<処理対象>にOPELOGかALLLOGを指定してNOPRONPTLOGを省略した場合、コマンドプロンプトログの内容が格納されている全てのテキストファイルは、<OutDir>で指定した場所に”PromptLog”というフォルダを作成し、その直下に出力されます。
<処理対象>にSETTINGSLOGを指定してNOPRONPTLOGを省略した場合は、コマンドプロンプトログは削除しません。
省略可能です。

AUTOPATH :

<OutDir>で指定されたフォルダの配下に、「BKyyyymmddhhmmss」(yyyymmddhhmmssはコマンドを実行した日時)という名前のフォルダを作成し、その配下にバックアップファイルを保存します。また、その配下に”PromptLog”というフォルダを作成し、コマンドプロンプトログの内容が格納されている全てのテキストファイルを出力します。
省略可能です。省略した場合、<OutDir>の配下に”PromptLog”というフォルダを作成し、コマンドプロンプトログの内容が格納されている全てのテキストファイルを出力します。

復帰値

[ERRORLEVEL] 0 :

正常終了

[ERRORLEVEL] 1 :

オプションエラー

[ERRORLEVEL] 2 :

その他のエラー

コマンド格納場所

<データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\BackupCommand\DTKTBLUNLOAD.BAT

実行に必要な権限/実行環境

注意

  • ログテーブル内の全てのログが出力対象となるため大量のデータが出力対象となる場合があります。出力先に十分な空き領域があることを確認してください。ファイルの出力中に領域不足となった場合、その時点でエラー終了します。

  • 出力先のフォルダ内に同名のファイルが存在した場合、エラー終了します。事前にファイルを削除しておくか、AUTOPATHを指定して自動的に日時でフォルダを作成するようにしてください。

  • DTKLGTB.exeにより出力された結果とは、ファイルの作成順序およびデータレコードの出力順序が異なります。

  • 出力先フォルダに指定できるのは、ローカルのハードディスクのみです。ネットワークドライブやリムーバブルドライブを指定しないでください。ネットワークドライブやリムーバブルドライブに出力する場合、いったんローカルディスクにバックアップ後、他のフォルダに移動してください。

  • Windows Server 2008、Windows Server 2012、またはWindows Server 2016で本コマンドを実行する場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動する必要があります。

  • 使用環境に合わせて、DTKTBLUNLOAD.BATを編集する必要があります。編集方法は、“導入ガイド”の“バックアップコマンドを利用する”の“バックアップコマンドを編集する”を参照してください。なお、データベースの名前、接続ユーザーID、パスワードについては、バックアップコマンド内でエラーチェックを行っていません。間違った値を設定した場合は、バックアップコマンドの実行時にエラーとなります。

使用例/実行結果/出力形式

【すべてのログをAUTOPATH指定でバックアップした場合の使用例】
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\BackupCommand>DTKTBLUNLOAD.BAT DTKDB ALLLOG "C:\DTKBKUP" AUTOPATH
2014/12/09-14:56:47.77   (1) 【開始】ログ系テーブルバックアップ
2014/12/09-14:56:47.90    (1-1) COMMONLOG1 処理開始
COPY 983
2014/12/09-14:56:48.15    (1-2) COMMONLOG2 処理開始
COPY 11884
2014/12/09-14:56:49.77    (1-3) COMMONLOG3 処理開始
COPY 2115
2014/12/09-14:56:49.96    (1-4) FILEACCESSLOG 処理開始
COPY 2093
2014/12/09-14:56:52.25    (1-5) FILEBRINGOUTLOG 処理開始
COPY 230
2014/12/09-14:56:52.34    (1-6) LOGINGUARDLOG 処理開始
COPY 5
2014/12/09-14:56:52.56    (1-7) LOGKEYWORDS 処理開始
COPY 14985
2014/12/09-14:56:54.87    (1-8) PRINTLOG 処理開始
COPY 6
2014/12/09-14:56:55.10    (1-9) SESSIONMANAGE 処理開始
COPY 135
2014/12/09-14:56:55.35    (1-10) STARTUPGUARDLOG 処理開始
COPY 1
2014/12/09-14:56:55.60    (1-11) USERLIST 処理開始
COPY 45
2014/12/09-14:56:55.85    (1-12) コマンドプロンプトログファイル 処理開始
0 個のファイルをコピーしました
2014/12/09-14:56:56.10   (1) 【終了】ログ系テーブルバックアップ
2014/12/09-14:56:56.12   (2) 【開始】設定変更ログ系テーブルバックアップ
2014/12/09-14:56:56.12    (2-1) SETTINGS 処理開始
COPY 27460
2014/12/09-14:56:56.35    (2-1) LOGONUSER_SETTINGS 処理開始
COPY 0
2014/12/09-14:56:56.59   (2) 【終了】設定変更ログ系テーブルバックアップ