「DSCモード」タブではDSC経由による印刷(F6685プリンタへの印刷)時の制御について設定します。DSC経由による印刷をする場合に設定してください。
図14.25 プリンタエミュレータの設定(「DSCモード」タブ)
■プリンタ
プリンタ装置について設定します。「プロファイルごとに設定」および「システムで設定」が選択できます。
プリンタ装置の設定をプロファイルごとに保持します。設定は、「プリンタ設定」ボタンから行います。
指定されたプリンタの「プリンタ設定」ウィンドウが表示されます。
給紙口切替の運用タイプ(「12.2 印刷形態の機能と特色」参照)に合わせプリンタを指定してください。
給紙口確認運用時:「FUJITSU FMPR-KPRTEMU」
給紙口切替運用時:接続されているプリンタ装置のプリンタ名(「13.2.1 プリンタドライバの準備」参照)
ここで指定された内容は、プリンタエミュレータでのみ有効です。システムのプリンタ設定が変更されることはありません。
プリンタの設定は、システム(「コントロールパネル」の「ハードウェアとサウンド」にある「デバイスとプリンター」)で設定した値が有効となります。
選択した場合、プリンタドライバの設定によらず常にホストからのページ長が有効になります。
選択した場合、「ツールバー」の「連帳指定」/「単票指定」ボタンに従って動作を行います。選択しない場合は、印刷するプリンタドライバで設定されている「用紙」の「サイズ」と「給紙方法」より自動判定し動作を行います。
「給紙口切替機能」では、「プリンタ装置」タブの「ツールバーの用紙ボタン」の「連帳」、「単票」それぞれに割り当てた給紙口から給紙します。
ポイント
K印刷とDSC印刷の給紙口自動切替について
KPRNEMUのツールバーの用紙ボタンに設定できる給紙口は、連帳用と単票用のそれぞれ1つずつです。
K印刷とDSC印刷で給紙口を自動的に切り替えたい場合は、K印刷の「給紙口指定印刷」を利用します。
1)「拡張印刷モード」でK印刷の給紙口を設定します(給紙口指定印刷)
2) ツールバーの用紙ボタンとその給紙口はDSC印刷用に設定します
カットシートフィーダを2台装着し、次のように設定する場合を例に示します。
K印刷(ASP帳票)用の給紙口 :「前単票[CSF2台](4.2mm)」
DSC印刷(GS帳票)用の給紙口 :「後単票[CSF2台](4.2mm)」
1) K印刷の「拡張印刷モード」タブで下記を設定します。
-「用紙/印刷モード」から「ALL」を選択 (K印刷のすべてが対象の意味)
-「給紙方法(トレイ)」から「前単票[CSF2台](4.2mm)」を選択
選択項目/設定方法については「14.8.5 拡張印刷モードの設定」を参照してください。
2) 「プリンタ装置」タブで下記を設定します。
-「ツールバーの用紙ボタン」の[単票]から「後単票[CSF2台](4.2mm)」を選択
- ツールバーの用紙ボタンは単票ボタンの方を選択
用紙ボタンの給紙口設定方法については「14.8.2 プリンタ装置の設定」を参照してください。
なお、複雑な給紙口運用では、給紙口の再設定や用紙ボタン操作が必要になる場合があります。
右マージン(1行での最右端印字文字)位置印字に続いて、NLコードを検出した場合の復改動作を設定します。
右マージン(1行での最右端印字文字)位置印字に続いて、CRコードを検出した場合の復改動作を設定します。
■FF機能
FFコードを検出した場合のFF動作を設定します。
■漢字未定義文字
漢字未定義コードを検出した場合の印字文字を設定します。(JEFコード範囲以内)
罫線印字のサポート・未サポートを設定します。
英数半角文字をOCR-Bフォントにて印刷します。
OCR-Bフォントはシステムに登録されたものを使用します。登録方法は、「13.4 OCR-Bフォントの登録」を参照してください。
この機能は単票を使用したときに設定します。これよりプリンタの印刷開始位置を指定量移動させることができます。
連帳を使用する場合は使用しないでください。設定したまま印字を行うと、改ページで用紙の先頭位置にずれが生じます。
左マージン(プリンタハードの印字位置の最左端からの印字文字)位置の値を設定します。
1桁はANK文字1字分に相当します。
注意
DSCによる印刷では、ホスト側の指定(DSCコマンドの設定)が有効となります。
このため、6680エミュレート機能に通常ある以下の項目は、オプションにありません。
文字間隔
改行間隔
行間隔
最大桁長
ページ長
ホストから指定されたページ長で印刷する場合は、印刷形態によらず以下の設定を行なうことをお薦めします。
「プロファイルごとに設定」を選択し、「プリンタ設定」ボタンから「FUJITSU FMPR-KPRTEMU」を選択します。
「常にホストからのページ長に従う」を選択します。
給紙方法の指定を運用に合わせて選択します。
「給紙方法は、連帳/単票ボタンに従う」を選択した場合、給紙方法はツールバーの「連帳/単票ボタン」ボタンに従います。
「給紙方法は、連帳/単票ボタンに従う」を選択しなかった場合、給紙方法は「プリンタ設定」の「用紙」で指定した給紙方法に従います。