システム環境の確認
インストール時間
本ソフトウェアをインストールするために必要な時間は、約10分です。
OSの確認
以下のコマンドにより、本ソフトウェアをインストールするOSのバージョンが、「2.1 ソフトウェア環境」の基本ソフトウェア名に対応したものであることを確認してください。
# uname -r <Return>
NetworkManagerサービス停止の確認
PRIMECLUSTERはNetworkManagerサービスをサポートしていません。
NetworkManagerサービスの自動起動が無効であることを確認してください。
以下のコマンドを実行し、自動起動の設定が"disabled"になっていることを確認してください。
# /usr/bin/systemctl is-enabled NetworkManager.service <Return> disabled
"enabled"になっている場合、以下のコマンドを実行してサービスを停止してください。
# /usr/bin/systemctl stop NetworkManager.service <Return> # /usr/bin/systemctl disable NetworkManager.service <Return>
パッケージの確認
本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールされていないことを確認します。
# rpm -qi FJSVhanet <Return>
上記の操作で、パッケージが出力された場合は既にインストールされていますので、環境設定ファイルを退避後に、出力されたパッケージをシステムから削除します。環境設定ファイルの退避方法については手順3.「環境設定ファイルの退避方法」を、パッケージの削除方法については「第4章 アンインストール」を参照してください。
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。本ソフトウェアが使用するディスクサイズについては、「2.3 静的ディスク資源」を参照してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
環境設定ファイルの退避方法
本ソフトウェアには幾つかの環境設定ファイルがあります。本ソフトウェアをアップグレードする前に以下のコマンドを実行する事により、環境設定ファイルを退避することができます。コマンドの詳細については、「PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 (伝送路二重化機能編)」の「4.6.1 環境定義ファイルの退避」を参照してください。
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetbackup -d 退避先ディレクトリ <Return>