待機活用は、スタンバイ運用(1:1 運用待機)の待機ノードに、待機ノード上でのみ動作するSAP HANAシステムを監視するクラスタアプリケーションを1つ追加した構成です。
スタンバイ運用(1:1 運用待機)で監視するSAP HANAシステムとは別に、待機ノードでSAP HANAシステムを起動させることができるので、非本稼動用のSAP HANAシステムとして待機ノードを活用することができます。
図1.2 待機活用(1:1運用待機+1運用)
待機活用での異常時の動作
待機活用の構成で、SAP HANAプライマリシステム(本稼動用)に異常が発生した場合、SAP HANAシステム(非本稼動用)を停止後、SAP HANAセカンダリシステム(本稼動用)をSAP HANAプライマリシステムに切り替えます。
図1.3 待機活用構成での異常時の流れ