クラスタを構成する各ノード(運用ノード、待機ノード)で、Interstage Application Serverをセットアップします。実行する各コマンドの詳細は“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
運用ノードのセットアップ
Interstageの事前処理
OD_set_envコマンドを実行し、オブジェクトリファレンス生成時に埋め込むIPアドレス(クラスタサービスで引き継がれるIPアドレス)を設定します。
OD_set_env -n 引継ぎIPアドレス
Interstageの停止
Interstageが動作している場合には、isstopコマンドを実行し、Interstageを停止します。
isstop -f
Interstageのシステム定義の生成
isgendefコマンドを実行し、Interstageのシステム定義を生成します。
isgendef システム規模
Interstageのシステム定義ファイルの登録
isregistdefコマンドを実行し、Interstageのシステム定義を登録します。
isregistdef
Interstageの初期化
isinitコマンドを実行し、Interstageの初期化を実施します。
isinit -f type1 ejb
Interstage Java EE 6運用環境の設定
以下の手順でJava EE 6のIPアドレス/ホスト名を変換します。
IPアドレスまたはホスト名の変換
移入時に引継ぎIPアドレス/ホスト名を指定することで、Java EE 6に設定されているIP アドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。移出/移入の手順は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”の“資源移出手順”および“資源移入手順”を参照してください。
証明書の再発行
引き継ぎホスト名を指定して証明書を再発行します。証明書の再発行の手順は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6 編)”の“運用管理操作の暗号化通信”を参照してください。
Interstageの起動
isstartコマンドを実行し、Interstageを起動します。
isstart
設定の確認
Interstageの初期化によって、クラスタ用のCORBAサービス環境設定が正しく行われたことを確認します。
OD_or_adm コマンドを実行し、ホスト/IPアドレス情報を確認します。コマンド実行結果より、“NameService”、“InterfaceRepository”等のホスト名が“Interstage事前処理”で設定した引継ぎIPアドレスとなっていれば正しく設定が行われたと判断できます。
OD_or_adm -l
Interstageの停止
isstopコマンドを実行し、Interstageを停止します。
isstop -f
待機ノードのセットアップ
Interstageの事前処理
OD_set_envコマンドを実行し、オブジェクトリファレンス生成時に埋め込むIPアドレス(クラスタサービスで引き継がれるIPアドレス)を設定します。
OD_set_env -n 引継ぎIPアドレス
Interstageの停止
Interstageが動作している場合には、isstopコマンドを実行し、Interstageを停止します。
isstop -f
Interstageのシステム定義の生成
isgendefコマンドを実行し、Interstageのシステム定義を生成します。
isgendef システム規模
Interstageのシステム定義ファイルの登録
isregistdefコマンドを実行し、Interstageのシステム定義を登録します。
isregistdef
Interstageの初期化
isinitコマンドを実行し、Interstageの初期化を実施します。-wオプションを指定してください。
isinit -f -w type1 ejb
Interstage Java EE 6運用環境の設定
以下の手順でJava EE 6のIPアドレス/ホスト名を変換します。
IPアドレスまたはホスト名の変換
移入時に引継ぎIPアドレス/ホスト名を指定することで、Java EE 6に設定されているIP アドレス/ホスト名を引継ぎIPアドレス/ホスト名に変換します。移出/移入の手順は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”の“資源移出手順”および“資源移入手順”を参照してください。
証明書の再発行
引き継ぎホスト名を指定して証明書を再発行します。証明書の再発行の手順は、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6 編)”の“運用管理操作の暗号化通信”を参照してください。
Interstageの起動
isstartコマンドを実行し、Interstageを起動します。
isstart
設定の確認
Interstageの初期化によって、クラスタ用のCORBAサービス環境設定が正しく行われたことを確認します。
OD_or_adm コマンドを実行し、ホスト/IPアドレス情報を確認します。コマンド実行結果より、“NameService”、“InterfaceRepository”等のホスト名が“Interstage事前処理”で設定した引継ぎIPアドレスとなっていれば正しく設定が行われたと判断できます。
OD_or_adm -l
Interstageの停止
isstopコマンドを実行し、Interstageを停止します。
isstop -f