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Interstage Service Integrator V9.6.1 導入ガイド
FUJITSU Software

1.9.1 ディスク容量の見積り

ISIの運用に必要なディスク容量を見積もります。

インストールに必要なディスク容量は、以下を参照してください。

2.1 ハードウェア環境

5.1 ハードウェア環境

データベーススペース

非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成を利用する場合は、データベース作成時にデータベーススペースを作成します。使用するモデルに応じて、あらかじめディスクに必要な容量が確保されていることを確認してください。

各モデルケースの容量は、以下の値をもとに見積りを行っています。

構成

small

moderate

large

super

JMS-Rキュー数

10

30

50

100

JMS-Rキューの蓄積最大件数

200

2000

10000

10000

メッセージ長

64KB

64KB

64KB

64KB

月当たりの総メッセージ件数

1000

10000

50000

250000

トランザクションエントリ数

64

128

512

1000

表1.7 データベーススペースの種類とサイズ

データベーススペースの種類

small

moderate

large

super

ログ管理、およびテンポラリログ用

129MB

257MB

513MB

1025MB

RDBディクショナリ用

100MB

JMS-Rメッセージ格納DB(システム固有部)用

20MB

JMS-Rメッセージ格納DB(ユーザデータ)用

400MB

10GB

85GB

160GB

メッセージ蓄積データベース用

3GB

30GB

125GB

620GB

キュー間転送機能のメッセージ保証テーブル用

1.6MB

4.8MB

8MB

16MB

注意

  • NTFS形式のディスクを指定してください。

  • データベーススペースを作成するドライブのプロパティとして、“ドライブを圧縮してディスク領域を空ける”を設定しないでください。
    ドライブ圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比較して性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
    データベーススペースを作成するフォルダのプロパティとして[全般]タブ属性の[詳細設定]である、圧縮属性または暗号化属性を設定しないでください。
    圧縮属性を設定した場合、ドライブ圧縮と同様に通常のI/O処理と比較して性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
    暗号化属性を設定した場合、Symfoware/RDBで使用する各資源の作成者(rdblogコマンド、rdbcrdicコマンドなどの実行ユーザ)とSymfoware Serverのサービス起動で動作するSymfoware Serverプロセスの実行者(ユーザ登録されないWindowsシステムユーザ)が異なるため、復号できずアクセスエラーが発生するためです。

表1.8 データベーススペースの種類とサイズ

データベーススペースの種類

small

moderate

large

super

ログ管理、およびテンポラリログ用(注1)

135MB

269MB

538MB

1075MB

RDBディクショナリ用(注1)

100MB

JMS-Rメッセージ格納DB(システム固有部)用(注1)

20MB

JMS-Rメッセージ格納DB(ユーザデータ)用(注1)

400MB

10GB

85GB

160GB

メッセージ蓄積データベース用(注1)

3GB

30GB

125GB

620GB

キュー間転送機能のメッセージ保証テーブル用

1.6MB

4.8MB

8MB

16MB

RDBディレクトリ用 (注1)(注2)

100MB

MQDシステム制御用データベーススペース (注1)(注3)

“Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書”を参照してください。

MQDメッセージ格納用データベーススペース (注1)(注3)

“Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書”を参照してください。

(注1):RAWデバイスを使用します。
(注2):クラスタ運用を行わない場合は、不要です。
(注3):MQD受信/送信機能を使用しない場合は、不要です。

シーケンスログ格納ディレクトリ

ISIを使用した業務を運用すると、以下の位置に、シーケンスログファイルが出力されます。シーケンスログのバックアップファイルは、日単位に作成されます。

<INSDIR>\var\log\sequence 配下

/opt/FJSVesi/var/log/sequence 配下

シーケンスログ格納ディレクトリに必要なディスク容量は、以下のとおりです。

ディスク所要量(単位:Kバイト)
=0.6×(シーケンス定義のステップの数+1)×日単位のトランザクション数×利用日数×安全係数1.2

注意

シーケンスログのバックアップファイルは、日単位に作成されます。シーケンスログは自動的に削除されないため、定期的にバックアップファイルを別のディスクに退避してください。

トレースログ格納ディレクトリ

ISIを使用した業務を運用すると、以下の位置に、トレースログファイルが出力されます。トレースログのバックアップファイルは、トレースログの切り替えサイズを超えた場合に作成されます。

<INSDIR>\var\log\trace 配下

/opt/FJSVesi/var/log/trace 配下

トレースログ格納ディレクトリに必要なディスク容量は、以下のとおりです。

ディスク所要量(単位:Mバイト)=切り替えサイズ×(バックアップファイル数+1)×1.2(安全係数)

ディスク所要量は、業務データの内容や運用(トレースログの出力レベル、エラー発生回数)によって変わります。
必要とするトレースログの切り替えサイズとバックアップファイル数はISI運用管理コンソールを使って設定できます。設定方法については、“ISI 運用ガイド”の“ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。