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Interstage Service Integrator V9.6.0 Java EE導入ガイド
FUJITSU Software

15.2 ISI運用管理コンソールのセットアップ

以下のコマンドを実行して、ISI運用管理コンソールをセットアップします。コマンドの詳細は“ISI リファレンス”の“isi6setup”コマンドを参照してください。

isi6setup create-console

ISI運用管理コンソールのセットアップを行うと、以下のリソースが作成されます。

リソース

説明

ISI運用管理コンソール

ISI運用管理コンソールの処理を行う、IJServerクラスタです。

以下の名前で作成します。

ISIConsole

ISI運用管理コンソールのセットアップ完了後、以下のコマンドを実行してInterstage Java EE 6 DASサービスを再起動してください。

/opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin stop-domain
/opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin start-domain

ログインユーザの設定

ISI運用管理コンソールのログインユーザは、fileレルムで管理します。

以下のコマンドを実行し、fileレルム「isi-admin-realm」のユーザを作成してください。

/opt/FJSVisje6/glassfish/bin/asadmin create-file-user --authrealmname isi-admin-realm --groups asadmin --target ISIConsole ユーザー名

fileレルムやコマンドの詳細については、“Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)”を参照してください。

ポイント

Interstage Information Integratorと連携する場合、Interstage運用グループとInterstage Information Integratorの運用グループに同一グループを指定し、そのグループにISI運用管理コンソールにログインするユーザを所属させる必要があります。その際、プライマリグループ、セカンダリグループの両方に設定してください。

ユーザの役割に応じて操作可能な機能を制限したい場合

ユーザの役割(ロール)に応じて運用管理コンソールの操作可能な機能を制限することができます。

指定可能なロールは以下の2つがあります。

管理者

ISI運用管理コンソールのすべての操作を行うことができます。

モニター

メッセージ処理状態やデータボックスの状態の参照ができます。
エラーとなったメッセージの再実行や運用の開始・停止など、運用管理の操作はできません。

ロールごとに操作可能な範囲の詳細は“ISI Java EE運用ガイド”の“ISI運用管理コンソールの起動”を参照してください。

それぞれのロールに対してどのユーザが属するかを、環境設定ファイルに定義します。

環境設定ファイル

環境設定ファイルを以下に示します。

/opt/FJSVesi/etc/def/properties/ESISystemConfig.properties

環境設定ファイルには、以下の内容を定義します。

表15.1 環境設定ファイルの内容

定義名

意味

com.fujitsu.esi.admin.ud.admin

管理者ロールに属するユーザを設定します。

ユーザ名をカンマで区切って指定します。

指定例:

com.fujitsu.esi.admin.ud.admin=root,isiadmin

com.fujitsu.esi.admin.ud.monitor

モニターロールに属するユーザを設定します。

ユーザ名をカンマで区切って指定します。

指定例:

com.fujitsu.esi.admin.ud.monitor=user1,isiuser

注意

  • 編集内容はISI運用管理コンソールの次回起動時から有効になります。ISI運用管理コンソールの起動・停止方法は、“ISI Java EE運用ガイド”を参照してください。

  • com.fujitsu.esi.admin.ud.adminまたはcom.fujitsu.esi.admin.ud.monitorを設定した場合、その他のユーザでISI運用管理コンソールにログインしようとするとエラーになります。

  • com.fujitsu.esi.admin.ud.adminおよびcom.fujitsu.esi.admin.ud.monitorのどちらも指定しなかった場合、ログインしたユーザはすべての操作を行うことができます。