ページの先頭行へ戻る
Interstage Service Integrator V9.6.0 Java EE導入ガイド
FUJITSU Software

1.5 メディエータファンクションの選択

ここでは、したいことに合わせて、どのメディエータファンクションを使用すれば良いかを説明します。表中のメッセージという用語は、ISI Studioや定義の説明ではペイロードと表現されています。

表1.3 メディエータファンクションの選択と使用方法

したいこと

対応するメディエータファンクションと操作

必要な情報、および定義

必要な作業

サービスを呼び出したい

同期サービス呼出し

同期サービスのサービスエンドポイント定義

ISI Studioでサービスエンドポイント定義を作成します。

ルーティングして同期サービス呼出し

同期サービスを呼び出すルーティング定義

ISI Studioでルーティング定義を作成します。

入出力メッセージを変換したい

固定長メッセージの変換

  • 固定長形式またはXML形式のメッセージ

  • Formatmanager(FEDIT/FL-TABLE)で作成した変換パラメタID

FEDIT/FL-TABLEでフォーマット定義、変換定義や運用登録、変換パラメタ登録を作成します。
(注)

XMLメッセージの変換

  • XML形式のメッセージ

  • XSLTスタイルシートファイル名

XSLTスタイルシートファイルを作成します。
(注)

XMLメッセージの妥当性を検証したい

XMLメッセージの検証

  • XML形式のメッセージ

  • XML形式メッセージのスキーマファイル(DTDまたはXML Schema)

スキーマファイル(DTDまたはXML Schema)を作成します。

XMLメッセージを加工・編集したい

XMLメッセージの編集
要素・属性に固定値を追加(add)

  • 追加先となるXML形式メッセージ

  • 追加先のXPath

  • 追加対象が要素か属性の選択

  • 追加する位置(追加先に指定したXPathより前か後ろか)

  • 追加する要素名または属性名

  • 追加する要素または属性の値

(注)

XMLメッセージの編集
要素・属性にXMLデータを追加(addFromXML)

  • 追加先となるXML形式メッセージ

  • 追加先のXPath

  • 追加対象が要素か属性の選択

  • 追加する位置(追加先に指定したXPathより前か後ろか)

  • 追加する要素名または属性名

  • 追加元のXML形式メッセージ

  • 追加する要素または属性の値が格納されているXPath

(注)

XMLメッセージの編集
要素・属性を固定値で更新(modify)

  • 更新先となるXML形式メッセージ

  • 更新先のXPath

  • 更新する要素内容と属性値

(注)

XMLメッセージの編集
要素・属性をXMLデータで更新(modifyFromXML)

  • 更新先となるXML形式メッセージ

  • 更新先のXPath

  • 更新元のXML形式メッセージ

  • 更新元の要素または属性が格納されているXPath

(注)

XMLメッセージの編集
要素・属性の削除(delete)

  • 削除対象となるXML形式メッセージ

  • 削除対象のXPath

(注)

XMLメッセージの編集
要素の挿入(insert)

  • 挿入先となるXML形式メッセージ

  • 挿入先のXPath

  • 挿入する位置(挿入先に指定したXPathより前か後ろか)

  • 挿入元のXML形式メッセージ

  • 挿入する要素が格納されているXPath

(注)

XMLメッセージから情報を取り出したい

XMLメッセージから情報取得

  • XML形式のメッセージ

  • 取り出したい値が格納されているXPath

  • 取り出した値を格納する共通メッセージのヘッダキー名

  • XMLメッセージの構造に対応したXPathを指定します。

  • シーケンス定義にデータを格納するヘッダキー名を定義します。

固定長メッセージから情報を取り出したい

固定長メッセージから情報取得

  • 固定長形式メッセージ

  • 固定長形式メッセージのフォーマットと取り出し位置

  • 取り出すけた数

  • 固定長形式メッセージの文字コード

  • 取り出した値を格納する共通メッセージのヘッダキー名

  • 固定長メッセージに対応した取り出し位置、けた数、文字コードを指定します。

  • シーケンス定義にデータを格納するヘッダキー名を定義します。

SOAPメッセージを作成したい

SOAPメッセージの操作
SOAPメッセージ作成(addSoapTag)

  • SOAPボディとなるXML形式メッセージ

(注)

SOAPメッセージからボディ要素を取得したい

SOAPメッセージの操作
SOAPボディの取得(removeSoapTag)

  • SOAPボディを取り出すSOAPメッセージ

(注)

シーケンス実行中に外部コマンドを呼び出したい

コマンドの実行

  • 実行するコマンドのフルパス名

  • コマンドを正常終了にする復帰値

  • コマンドに渡すメッセージ

(注)

シーケンス実行中にファイルを読み込みたい

ファイルの入出力
ファイルの読込み(readFile)

  • メッセージとなるデータが保存されているファイル名(フルパス)

シーケンス実行中にファイルへ書き込みたい

ファイルの入出力
ファイルへの書込み(writeFile)

  • 出力対象のメッセージ

  • メッセージを保存するファイル名(フルパス)

(注)

SOAPメッセージの添付ファイルを操作したい

添付操作
添付取得(getAttachment)

添付操作
添付付与(setAttachment)

添付入出力
添付入力(readFile)

添付入出力
添付出力(writeFile)

添付変換

  • Formatmanager(FEDIT/FL-TABLE)で作成した変換パラメタID

注:現在実行中のステップ以外のメッセージを使用する場合は、ステップの実行結果の履歴を使用します。ステップの実行結果の履歴を使用する場合の設定については、“ISI Studio ヘルプ”の“ステップ情報を設定する”を参照してください。