インストール時に、セキュリティモードの設定に失敗する場合、以下の原因が考えられます。
必要に応じた対処を行ってください。
インストール時に、セキュリティモードの設定で以下のメッセージが出力された場合、原因として、システム全体のプロセス数が最大数を超えた等の理由が考えられます。
ERROR: SETUP-CMD-40003: System error occurred. DETAIL=Pipe file open error. msg=Resource temporarily unavailable
以下の対処を実施してください。なお、作業は管理者権限で行ってください。
カーネルパラメタの編集
「/etc/system」ファイルに以下のパラメタを有効にしている場合は、無効にしてください。
max_nprocs
「/etc/sysctl.conf」ファイルに以下のパラメタを有効にしている場合は、無効にしてください。
kernel.threads-max
システムの再起動
カーネルパラメタ変更後、システムを再起動してください。
ISIの停止
セキュリティモードを設定する前に、ISIを停止してください。
停止方法については、“ISI 運用ガイド”の“ISIサーバの運用管理”を参照してください。
Interstage運用グループ変更コマンドの実行
esisetsecuritymodeコマンドでセキュリティモードを設定してください。
esisetsecuritymodeコマンドについては、“ISI リファレンス”を参照してください。
esisetsecuritymode -g グループ名
イベントサービスのセットアップ
ismodifyserviceコマンドでイベントサービスをセットアップしてください。
ismodifyserviceコマンドについては、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
ismodifyservice -a ES
Interstageの起動
以下の順序でInterstageを起動してください。
a.JMXサービスの起動
JMXサービスを起動します。JMXサービスは以下のコマンドで起動します。
ismngconsolestartコマンドについては、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
ismngconsolestart
b.Interstageの起動
Interstageを起動します。Interstageは以下のコマンドで起動します。
isstartコマンドについては、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
isstart
簡易セットアップの実行
必要に応じて簡易セットアップを実施してください。
簡易セットアップについては、“ISI 導入ガイド”の“簡易セットアップ”を参照してください。
何らかの原因により以下のログ出力サービスの一時ファイルが削除されずに残っている可能性があります。ログ出力サービスが停止していることを確認し、以下のファイルを削除してください。ログ出力サービスの停止方法は、“ISI リファレンス”の“apfwstoplog”コマンドを参照してください。
/var/opt/FJSVapclg/.apfwlogservice.xxxx (xxxxはPID)