Linkexpress Replication optionでは、以下の2つの変換方式を選択することができます。
データの格納時にコード変換や数値の表現形式の変換を行う
複写元システムでのデータの抽出では、複写元システムのコード系、数値の表現形式のままで抽出を行います。複写先システムで抽出データを格納するときに、格納するデータを複写先システムのコード系、数値の表現形式に変換します。指定方法は、DBサービス定義時に格納前と格納後のコード系および数値の表現形式を指定します。
複写元システムでのデータの抽出では、抽出したデータを複写先システムのコード系、数値の表現形式に変換します。指定方法は、抽出定義時に抽出前と抽出後のコード系や数値の表現形式を指定します。
注意
コード変換は、システムに負荷を与える可能性があります。そのため、複写元システムにおけるデータベースの更新への負荷軽減を考慮して、複写先システムにおけるデータの格納時にコード変換や数値の表現形式の変換を行うことを推奨します。
以下に、システム形態と変換方式の関係を示します。
| 複写元システム | |||
---|---|---|---|---|
Windows | Solaris | グローバルサーバ | ||
複写先システム | Windows | 抽出/格納時 | 抽出/格納時 | 格納時 |
Solaris | 抽出/格納時 | 抽出/格納時 | 格納時 | |
グローバルサーバ | 抽出時 | 抽出時 | ――― |
抽出/格納時:データの抽出時、データの格納時どちらでも変換可能です。
抽出時:データの抽出時に変換可能です。
格納時:データの格納時に変換可能です。
注1)変換の必要はありません。
注2)複写元データベースと複写先データベースのコード系が異なるときに変換が必要です。
なお、JIS2004のデータのコード変換およびバイトオーダの変更はサポートしていません。
JIS2004のデータは、以下に示す組合せでのみレプリケーションすることができます。
複写元および複写先システムがSymfoware Server(Nativeインタフェース)の場合
データベースの文字コード系がUNICODEである。かつ、
列のデータ型が両システムで一致している。かつ、
コード変換を行わない。かつ、バイトオーダを変更しない。
複写元および複写先システムがSymfoware Server(Postgres)またはEnterprise Postgresの場合
データベースの文字コード系がUNICODEである。かつ、
列のデータ型が両システムで一致している。かつ、
コード変換を行わない。かつ、バイトオーダを変更しない。