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Enterprise Postgres 9.6 運用ガイド
FUJITSU Software

10.4.2 psコマンドを使用する場合

標準的なUnixツール(psコマンド)を使用する場合、以下の手順でコネクションを切断します。

  

  1. psコマンドにより、該当プロセスのプロセスIDを確認します。
    なお、“<xy>”は、製品のバージョンレベルを示します。

    > ps -ef | grep postgres
    fsepuser 20517 1 ?     /opt/fsepv<xy>server64/bin/postgres
    fsepuser 16643 20517 ? /opt/fsepv<xy>server64/bin/postgres
    fsepuser 16644 20517 ? /opt/fsepv<xy>server64/bin/postgres

      

  2. 確認したプロセスIDを元に、pargsコマンドを実行します。
    (表示されたプロセスID毎に繰り返し)

    > pargs 16643
    argv[0]: postgres: fsepuser db01 192.168.100.11(49449) UPDATE waiting

    プロセスID(16643)は、UPDATE文で長時間接続したコネクションや、資源を占有したコネクション(waiting)の可能性があります。

      

  3. 長時間、待ち状態のクライアントのコネクションを切断します。

    pg_terminate_backend()を利用して、上記1.で特定したプロセスIDのコネクションを切断します。

    プロセスIDが16643のコネクションを切断する例を以下に示します。

    ただし、アプリケーションの互換性を維持することを考慮し、下記のSQL文中の関数を使用しないようにしてください。

    postgres=# SELECT pg_terminate_backend (16643);
     pg_terminate_backend
    -------------------
    t
    (1 row)

      

参照

  • pg_terminate_backendの詳細は、“PostgreSQL文書”の“SQL言語”の“システム管理関数”を参照してください。

  • アプリケーションの互換性の維持に関する詳細は、“アプリケーション開発ガイド”の“アプリケーションの互換に関する注意事項”を参照してください。