アプリケーションが使用する、画面帳票定義体やウィンドウ情報ファイルといった資産の格納先を指定します。資産の格納先の指定は、サーバのローカルパス指定で指定します。
ウィンドウ情報ファイルの格納先の指定
“入門ガイド”の“画面帳票アプリケーションの開発”で作成したアプリケーションでは、COBOL初期化ファイル(COBOL85.CBR)で、ファイル識別名に対応するウィンドウ情報ファイルをフルパスで指定しました。しかし、HTML変換方式で運用する場合、ウィンドウ情報ファイルの指定は、ファイル名のみでも指定可能です。
ファイル名のみで指定した場合、ウィンドウ情報ファイルの格納フォルダは、アプリケーション実行時の環境変数MEFTDIRに指定します。
参考
アプリケーション実行時の環境変数を設定するには、以下のような方法があります。
実行用の初期化ファイルで設定する
システム環境変数で設定する
SETコマンドで設定する
システム環境変数およびSETコマンドで設定する方法は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“実行環境情報の設定方法”を参照してください。
画面帳票定義体の格納先の指定
画面帳票定義体の格納フォルダは、ウィンドウ情報ファイルのMEDDIRキーワードにてローカルパスで指定します。
MEDDIR C:\NetCOBOL\workspace\ADDR
画像ファイルの指定
画面帳票定義体には、画像ファイルを出力するための項目として「組み込みメディア項目」があり、プログラムの実行時にビットマップファイルなどを画面帳票定義体に出力することができます。組み込みメディア項目に使用するビットマップファイルの格納フォルダは、ウィンドウ情報ファイルのMEDIADIRキーワードで指定します。
また、画面定義体の背景にビットマップファイルを表示することもできます。画面定義体の背景に表示する画像ファイルを「背景メディア」といいます。背景メディアに使用するビットマップファイルの格納フォルダは、ウィンドウ情報ファイルのBACKMEDIAキーワードで指定します。
参考
画面資産の指定は、URLでは指定できません。サーバ上のローカルパスをフルパスで指定してください。