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Enterprise Postgres 9.6 導入ガイド(クライアント編)
FUJITSU Software

4.2.3 サイレント形式でのインストール

サイレント形式でのインストールは、インストール方法が以下の場合にのみ利用できます。

以下の手順でインストールしてください。

1. スーパーユーザーへの変更

以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。

$ su -
Password:******

2. DVDドライブのマウント

“クライアントプログラム”のDVDを、DVDドライブにセットし、以下のコマンドを実行します。

# /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t6d0s2 /dvd/dvd0 

/dev/dsk/c0t6d0s2は、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。

/dvd/dvd0は、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションにnoexecが設定されるため、インストーラの起動に失敗する場合があります。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

3. インストールパラメータCSVファイルの作成

システムの運用で必要となる機能を検討してから、以下の記述形式に従ってインストールパラメータCSVファイルを作成します。

セクション名,パラメータ名,設定値
セクション名,パラメータ名,設定値
        :

インストールパラメータCSVファイルの詳細については“付録A サイレント形式でのインストールの詳細”を参照してください。

参考

インストールパラメータCSVファイルのひな型は、“マウントポイント/sample/sample_solaris.csv”です。

4. インストールの実行

以下のコマンドを実行します。

# cd /dvd/dvd0 
# ./silent.sh /home/work/inspara.csv

/dvd/dvd0は、DVDをマウントしたマウントポイント名です。

/home/work/inspara.csvは、インストールパラメータCSVファイル名です。

サイレントインストールが異常終了した場合、ログファイルにメッセージが出力され、復帰値が返却されます。詳細については“付録A サイレント形式でのインストールの詳細”を参照してください。