Solarisクライアントをインストールする前に、以下のシステム環境を確認してください。
Solarisクライアントをインストールするためにディスクに十分な空きディスク領域があるかを確認してください。
必要なディスク領域については、“4.1.6 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。
十分な空きディスク領域がない場合には、ディスクのパーティション構成を再設定してください。
以下の操作で、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を起動して、インストールされている製品を確認してください。
# /opt/FJSVcir/cimanager.sh -c アンインストールと管理(ミドルウェア)をロードしています... インストール済みソフトウェア 1. FUJITSU Enterprise Postgres Client(64bit) x.y SPz (*1) 2. FUJITSU Enterprise Postgres Client(32bit) x.y SPz (*1) アンインストールするソフトウェアの番号を入力してください。 [number,q] =>q アンインストールと管理(ミドルウェア)を終了します。
*1) “x.y SPz”は、FUJITSU Enterprise Postgresクライアント機能のバージョンレベルを示します。
すでに、Solarisクライアントがインストールされている場合は、インストール方法として以下のいずれかを決定してください。
再インストール
マルチバージョンインストール
インストール方法として、再インストールを行う場合は、以下の手順で適用済の修正を削除してください。
注意
修正を削除せずに製品のインストールを行うと、以下の問題が発生します。
再インストールの場合
同じ修正番号の同じ版数の修正を適用すると、すでに適用済のエラーになります。
修正を削除後に再インストールを行ってください。
以下のコマンドを実行して適用されている修正を表示します。
# /opt/FJSVfupde/bin/uam showup
以下のコマンドを実行して、修正を削除します。同じ修正番号の修正が複数適用されている場合は、版数の大きい順に削除します。
# /opt/FJSVfupde/bin/uam remove -i 修正番号
non-global zoneへインストールする場合の注意事項
Solaris 10およびSolaris 11のnon-global zoneへSolarisクライアントをインストールする場合、以下の注意があります。
インストールするnon-global zoneは、完全ルートゾーンとしてください。non-global zoneを作成する場合、inherit-pkg-dirは作成しないでください。
non-global zone作成後はrootのパスワードは作成されていません。“zlogin -C”でnon-global zoneへログインすることで、zoneの環境設定をしてください。
論理ネットワークインタフェースをglobal zoneから1つ以上割り当ててください。
non-global zoneでDVDドライブにアクセスする権限の設定を行ってください。
参照
ゾーンの設定方法の詳細は、Solarisの各マニュアルを参照してください。