Solarisゾーン環境で仮想NICを削除する手順を、以下の構成を例に説明します。
排他的IPゾーンのIPインターフェースの削除
zloginコマンドで排他的IPゾーンにログインした後、ipadm delete-ipコマンドで仮想NIC上のIPのインターフェースを削除します。
例) 排他的IPゾーン“zone0”にログインし、仮想NIC“fjvnet0”に生成したIPのインターフェースを削除する場合
# zlogin zone0 ← zone0にログイン # ipadm delete-ip fjvnet0 ← fjvnet0上にあるIPインターフェースを削除
ただし、IPのインターフェースが残っている場合、rvnetadmコマンドで仮想NICを削除できません。
参照
ipadm(1M)コマンドの詳細は、Solarisのマニュアルを参照してください。
排他的IPゾーンのネットワーク設定の削除
zoneadmコマンドでゾーンを停止してから、zonecfgコマンドで排他的IPゾーンへの仮想NICの割当てを解除します。
例) 排他的IPゾーン“zone0”に対して、仮想NIC“fjvnet0”の割当てを解除する場合
# zoneadm -z zone0 halt ← zone0を停止します # zonecfg -z zone0 ← zone0のゾーン設定を開始します zonecfg:zone0> remove net physical=fjvnet0 ← 仮想NICインターフェースを指定します。 zonecfg:zone0> verify ← 整合性を確認します。 zonecfg:zone0> commit ← 設定した内容で登録します。 zonecfg:zone0> exit ← ゾーン設定終了
参照
zoneadm(1M)コマンド、zonecfg(1M)コマンドの詳細は、Solarisのマニュアルを参照してください。
監視機能の無効化
rvnetadm stop-observコマンドで監視機能を無効にします。
# /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm stop-observ
参照
rvnetadmコマンドの詳細は、“A.1 rvnetadmコマンド”を参照してください。
仮想NICの削除
rvnetadm deleteコマンドでグローバルゾーン上の仮想NICを削除します。
例) 仮想NIC“fjvnet0”を削除する場合
# /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm delete -n fjvnet0
参照
rvnetadmコマンドの詳細は、“A.1 rvnetadmコマンド”を参照してください。