COBOL実行基盤インタフェースを含む開発資産を使用し、バッチアプリケーションをコンパイル・リンクします。
COBOL実行基盤インタフェースを含めてバッチアプリケーションをコンパイル・リンクする場合、コンパイル・リンクの設定に、COBOL実行基盤インタフェースが参照する登録集の格納先ディレクトリ名と、リンクするCOBOL実行基盤インタフェースライブラリを追加する必要があります。
追加するCOBOL登録集の格納先ディレクトリ名と、リンクするCOBOL実行基盤インタフェースライブラリを以下に示します。
COBOL実行基盤インタフェースが参照するCOBOL登録集の格納先ディレクトリ名
/opt/FJSVibs/copy
リンクするCOBOL実行基盤インタフェースライブラリ
プロセスモードの場合
/opt/FJSVibs/lib/libapfwcdrcobol_nt.so
/opt/FJSVibs/lib/libapfwcblconv_nt.so
スレッドモードの場合
/opt/FJSVibs/lib/libapfwcdrcobol.so
/opt/FJSVibs/lib/libapfwcblconv.so
COBOL実行基盤インタフェースが参照するCOBOL登録集の格納先ディレクトリ名
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\copy
リンクするCOBOL実行基盤インタフェースライブラリ
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\lib\libapfwcdrcobol.lib
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\lib\libapfwcblconv.lib
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\lib\x64\libapfwcdrcobol.lib
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\BAS\lib\x64\libapfwcblconv.lib
コンパイル・リンクの手順
業務ロジック部分のコンパイル・リンク・デバッグを実施した後、COBOL実行基盤インタフェースを含めたコンパイル・リンクを行う手順を以下に示します。
以下の手順で、Interstage Studio のCOBOL/CORBAリモート開発機能を使用したリモートビルドの再実行を行います。
メイクファイルの生成条件の変更
メイクファイルの生成条件に、COBOL実行基盤インタフェースライブラリとその登録集のパスを追加します。
メイクファイルの生成条件の変更方法については、“NetCOBOL Studio 使用手引書”の“メイクファイルの生成条件の変更”を参照してください。
メイクファイルの再生成
メイクファイルを再生成します。
メイクファイルの再生成の方法については、“NetCOBOL Studio 使用手引書”の“メイクファイルの再生成”を参照してください。
リモートビルドの実行
再生成したメイクファイルを使用して、バッチアプリケーションをコンパイル・リンクします。
リモートビルドの方法については、“NetCOBOL Studio 使用手引書”の“リモートビルド”を参照してください。
以下の手順で、Interstage Studio のビルドツールを使用したWindows(R)開発環境でのビルドの再実行を行います。
ターゲットオブジェクトの指定
“E.4.5 COBOL実行基盤インタフェース生成の実行”で生成されたソースファイルは複数の翻訳単位が含まれるため、ターゲットオブジェクトを指定する必要があります。
[ソースファイル]フォルダに格納されている“xxx_apfwcdr.cob”を選択して、コンテキストメニューから[ターゲットオブジェクトを指定する]を選択します。[ターゲットオブジェクトファイル]フォルダが表示され、フォルダ内にターゲットオブジェクトファイルが表示されます。
“xxx_apfwcdr.cob”の“xxx”には、[COBOL実行基盤インタフェース生成]画面でCOBOL実行基盤インタフェースの生成対象に指定したアプリケーション情報の、[出力ファイルのプレフィクス]が入ります。
登録集オプションの追加
登録集オプションに、COBOL実行基盤インタフェースライブラリの登録集を追加します。
登録集オプションの追加の詳細は、“NetCOBOL Studio 使用手引書”の“翻訳オプション”を参照してください。
リンクオプションの追加
リンクオプションにCOBOL実行基盤インタフェースライブラリを追加します。
リンクオプションの追加方法については、“NetCOBOL Studio 使用手引書”の“リンクオプションの設定”を参照してください。
ビルドの実行
ビルド対象のプロジェクトを選択して、コンテキストメニューから[プロジェクトの再ビルド]を選択してください。