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Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
FUJITSU Software

2.5.1 バッチアプリケーションの開発手順

バッチアプリケーション(COBOLアプリケーションまたはC言語アプリケーション)の開発手順と生産物の関係を説明します。


参考

バッチアプリケーションとして動作するコマンド/スクリプトについては、バッチ実行基盤の規定する開発手順はありません。

バッチアプリケーションの開発手順と生産物の関係

バッチアプリケーションの開発における生産物について、開発時と配備時のイメージを以下に示します。

注意

説明は以下の形式で記載しています。アプリケーションの開発言語にあわせて読み替えてください。

  • バッチアプリケーションは、COBOLアプリケーションの場合の例です。

  • COBOLアプリケーションの場合の例のため“COBOL登録集”と記載しています。バッチアプリケーションがC言語の場合は“IDLファイル”です。

  • COBOLアプリケーションの場合の例のため“COBOL実行基盤インタフェース”と記載しています。バッチアプリケーションがC言語の場合は“C言語実行基盤インタフェース”です。

バッチアプリケーションの開発手順

バッチアプリケーションの開発は、以下の手順で行います。

  1. ジョブの設計をもとに、以下を作成します。

    • バッチアプリケーションのソースプログラム
      業務処理を行うプログラムです。

    • COBOL登録集
      バッチアプリケーションの入力パラメタを記述したファイル、および各種プログラムを制御するファイルです。

    • アプリケーション情報入力ファイル
      バッチアプリケーション名、ライブラリ名、入口点名(関数名)などをバッチワークユニットに通知するための情報を設定するファイルです。

  2. 1に記載したものを作成後、“COBOL実行基盤インタフェース生成ツール”で以下を生成します。

    • COBOL実行基盤インタフェース
      バッチアプリケーションとバッチ実行基盤を関連付けるCOBOLプログラムです。

    • アプリケーションインタフェース定義ファイル
      バッチアプリケーション名、パラメタ名、型などのインタフェース情報をバッチワークユニットに通知するための情報ファイルです。

    • アプリケーション呼出し定義ファイル
      バッチアプリケーション名、ライブラリ名、入口点名などをバッチワークユニットに通知するための情報ファイルです。

  3. 以下をコンパイル/リンクし、バッチワークユニットに配備するライブラリを作成します。

    • バッチアプリケーションのソースプログラム

    • COBOL実行基盤インタフェース

    • COBOL登録集

  4. 以下をバッチワークユニットに配備します。

    • 3で作成したライブラリ

    • アプリケーションインタフェース定義ファイル

    • アプリケーション呼出し定義ファイル

参照

以下については、“第6章 バッチアプリケーションのテスト環境への配備”で詳細を説明します。

  • COBOL登録集

  • IDLファイル

  • アプリケーション情報入力ファイル

  • COBOL実行基盤インタフェース生成ツール

  • COBOL実行基盤インタフェース

  • C言語実行基盤インタフェース生成ツール

  • C言語実行基盤インタフェース

  • アプリケーションインタフェース定義ファイル

  • アプリケーション呼出し定義ファイル

  • ライブラリの配備