マルチジョブコントローラの機能は以下のとおりです。
カスケードモード
カスケードモードは、以下の方法でジョブを高速に処理します。
ジョブステップ間のデータを名前付きパイプの通信(メモリ)にすることにより、ジョブステップ間のファイル入出力による処理時間を軽減します。
名前付きパイプを使用するのと同時に、複数のジョブステップを同数のプロセスで同時実行します。
マルチジョブコントローラの概要
以下にマルチジョブコントローラを使用する場合の、処理の流れを示します。
ポイント
ジョブステップ1~3を同時実行して、ジョブ全体の処理時間を短縮します。
ジョブステップ間のデータの受渡しを名前付きパイプによる通信にするため、マルチジョブコントローラを使用しない場合のジョブ実行に比べて、プロセス数、CPU、メモリを必要とします。
以下にマルチジョブコントローラを使用しない場合の、処理の流れを示します。
ポイント
ジョブステップ1~3を順番に実行するため、ジョブ全体の処理時間が長くなります。
マルチジョブコントローラの使用方法
マルチジョブコントローラを使用する場合、バッチジョブ定義のジョブステップ定義でマルチジョブコントローラに関する指定を行います。