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WSMGR ソフトウェア開発キット V8 使用手引書
FUJITSU Software

4.4.1 DF OPEN

DFインタフェースの使用宣言


【呼出形式(C)】

UINT  XWSIAPI 
XWSI_DF_OPEN(ReqHandle,ws_errno)

USHORT      ReqHandle      リクエストハンドル
UINT        *ws_errno      処理結果

【機能】

DUETファイル転送インタフェースを使用可能状態にします。


【引数】

ReqHandle

WSMGR OPENコマンドによって得られたリクエストハンドル。

ws_errno

処理結果を格納する領域のアドレス。


【関数返却値】

XWSIWSAPI_GOOD

(0)

WSAPI が正常に処理されました。

XWSIWSOS_ERR

(1)

WSMGR でWindows API コールを行いその結果エラーになった場合、設定されます。また、そのとき受け取ったエラーコードをws_errno に格納します。

XWSIWSAPI_ERR

(2)

WSAPI が異常で終了したことを示します。
エラー詳細は、ws_errno に格納されます。


【出力】

ws_errno

ws_errno 関数返却値 = XWSIWSOS_ERR (1) のとき
Windows API コールから返されるエラーコードが格納されます。
エラーコードはWin32エラーコードが返ります。

関数返却値 = XWSIWSAPI_ERR (2) のとき
WSAPI のエラーコード一覧を参照してください。

関数返却値 = XWSIWSAPI_GOOD (0) のとき
意味を持たないのでアプリケーションで参照する必要はありません。


【注意事項】

ホストからのファイル転送要求がきたとき、DF OPEN 完了後であれば、ファイル転送でAPL とのDUETファイル転送インタフェースが確立されますが、DF OPEN 未発行状態でDSPEMU起動状態であれば、DSPEMUのスクリーンセッションでファイル転送問い合わせ画面が表示されます。これにより、DSPEMU起動済であれば、APL からKCインタフェースを利用してファイル転送コマンド(FEXPORT など)をホストに送信後、ファイル転送はDSPEMUのファイル転送問い合わせ画面を利用することができます。

ただし、このファイル転送問い合わせ画面表示中にAPL でDF OPEN を行うと、DF OPENのリターン値はエラーコードが返ります。