【呼出形式(C)】
UINT XWSIAPI XWSI_KC_INFORM(ReqHandle,ws_errno,wait_time,inform_data) USHORT ReqHandle リクエストハンドル UINT *ws_errno 処理結果 USHORT wait_time 待ち時間(秒) XWsiWsInf *inform_data インジケータ指定
【機能】
WSMGR CONNECT では、通信制御サービスとの接続を行うだけです。このため、ホストとの接続完了を確認する必要があります。
このインタフェースは、通常DSPEMUの25行目に表示されるインジケータの点燈を待つためのインタフェースを提供します。このインタフェースによりホストとの接続完了を確認することができます。このインタフェースは、インジケータの結合状態が指定された状態になるまで指定された時間待ちます。インジケータの結合状態の指定は、結合状態1(READY)、結合状態2(通信ルール)、結合状態3(接続状態)の3つにより指定します。結合状態については、「4.2.3 KC RECEIVE」の「表(3) デバイス状態情報」を参照してください。
各結合状態の条件は論理和で評価し、3つの結合状態がすべて真になった時点でアプリケーションに復帰します。指定時間内にすべて真にならないときは、エラーレスポンスが返されます。
【引数】
ReqHandle | WSMGR OPEN によって得られたリクエストハンドル。 | |||
ws_errno | 処理結果が格納されるアドレス。 | |||
wait_time | 待ち時間 (単位:秒)。 | |||
inform_data | インジケータ指定(構造体 XWsiWsInf 参照)が格納されているアドレス。 | |||
1)coninf_1 | 結合状態1(READY)の点燈条件を指定。 | |||
値 | 意味 | |||
0x00000001 | ディスプレイおよび制御装置が動作可能になった場合 | |||
0x00000002 | ディスプレイおよび制御装置が動作不可能になった場合 | |||
例) | ||||
2)coninf_2 | 結合状態2(通信ルール) の点燈条件を指定。 | |||
値 | 意味 | |||
0x00000001 | ホストと接続していない場合 | |||
0x00000002 | BSC 接続またはチャネル接続の場合 | |||
0x00000004 | HDLC接続である場合 | |||
0x00000008 | DDX 接続である場合 | |||
0x00000010 | デバイスがオフライン状態である場合 | |||
例) | ||||
3)coninf_3 | 結合状態3(接続状態) の点燈条件を指定。 | |||
値 | 意味 | |||
0x00000001 | HDLC接続でSYSREQキーを押してログオン/ログオフが可能な状態の場合 | |||
0x00000002 | ディスプレイがホストプログラムと結合している場合 | |||
0x00000004 | HDLC接続でログオン/ログオフが可能な状態の場合 | |||
0x00000008 | DDX 接続で発着呼可能な状態である場合 | |||
0x00000010 | DDX 接続で呼が確立した状態である場合 | |||
例) |
各結合状態が指定時間内に真になった時点でアプリケーションに復帰します。
【関数返却値】
XWSIWSAPI_GOOD | (0) | WSAPI が正常に処理されました。 |
XWSIWSOS_ERR | (1) | WSMGR でWindows API コールを行いその結果エラーになった場合、設定されます。また、そのとき受け取ったエラーコードをws_errno に格納します。 |
XWSIWSAPI_ERR | (2) | WSAPI が異常で終了したことを示します。 |
【出力】
ws_errno | 関数返却値 = XWSIWSOS_ERR (1) のとき 関数返却値 = XWSIWSAPI_ERR (2) のとき 関数返却値 = XWSIWSAPI_GOOD (0) のとき |