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Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

5.5.3 Systemwalker Operation Managerのジョブにおいて、「/etc/security/limits.conf」の値が反映されない【UNIX版】

対象バージョンレベル

対処

原因

Linux版では、ユーザがログインするときに実施されるPAM認証と呼ばれる処理により、/etc/security/limits.confに設定した値が反映されるようになっています。

OSの起動直後は、OSのデフォルト値が設定された状態であり、OSの起動に伴って起動されるSystemwalker Operation Managerのデーモンにも、OSのデフォルト値が引き継がれます。この状態においては、Systemwalker Operation Managerのジョブに、/etc/security/limits.confの値が反映されません。

なお、本状態において .profile や .login などのログインシェルのプロファイル内にシェルの内部コマンドである ulimit が指定されているユーザが、ジョブの実行を行った場合、ジョブの実行結果に以下のメッセージが出力されることがあります。

/etc/profile: line xxx: ulimit: open files: cannot modify limit: 許可されていない操作です

注)xxxは、/etc/profile の行番号を示します。

対処方法

以下いずれかの対処を実施してください。