【非互換内容】
パッケージのインストール先ディレクトリを"/opt"から"/etc/opt"に変更しました。
【変更点】
変更前
パッケージのインストール先ディレクトリは"/opt"です。
変更後
パッケージのインストール先ディレクトリは"/etc/opt"です。
また、従来のコマンドパスについては、変更前のインストール先ディレクトリにシンボリックリンクを作成することで互換性を維持しています。
【非互換内容】
HUB監視機能を設定した場合、デフォルトでリンク状態監視機能が有効になります。
【変更点】
変更前
リンク状態監視機能は無効状態となり、NICのリンクダウンを検出しません。
変更後
リンク状態監視機能は有効状態となり、NICのリンクダウンを検出します。
【非互換内容】
待機インタフェース非活性方法のデフォルト設定が"plumb"になります。
【変更点】
変更前
デフォルトでは"unplumb"が設定され、待機NICは"unplumb"状態になります。
変更後
デフォルトでは"plumb"が設定され、待機NICは”down"状態になります。
【非互換内容】
以下の監視機能にて、pingコマンドがハングアップしたことを検出するようになりました。
NIC切替方式のHUB監視機能
GS/SURE連携方式の通信相手ホスト監視機能
【変更点】
変更前
pingコマンドがハングアップした場合、経路の異常が検出できません。
変更後
pingコマンドがハングアップした場合、経路の異常が発生したと判断します。以降の動作は、各方式の異常検出後の動作となります。
NIC切替方式のユーザコマンド実行機能で、HUB監視機能が検出した異常の種別を判断できるように、ユーザコマンド実行時の引数にparam2を追加します。
NIC切替方式のユーザコマンド実行機能については、“3.6.10.1 NIC切替方式の設定内容”の“(2) 伝送路異常検出時”を参照してください。
【非互換内容】
以下のメッセージについて、コンソールへ出力しないよう変更しました。なお、設定を変更することにより、従来と同じ動作に変更することができます。
NIC切替方式の仮想インタフェースを活性化、非活性化する時に出力するメッセージ
すべての二重化方式において、引継ぎ仮想インタフェースを活性化、非活性化する時に出力するメッセージ
【変更点】
変更前
システムログおよびコンソールの両方にメッセージを出力します。
変更後
システムログにのみメッセージを出力します。
従来通りコンソールにもメッセージを出力させたい場合は、以下の設定ファイルに"disable_console"のパラメタを追加し、値に"0"を設定してください。
/etc/opt/FJSVhanet/config/ctld.param
# # HA-Net Configuration File # # Each entry is of the form: # # <param> <value or string> # observ_msg 0 # suppress observe message transition_mode 0 # resource status transition mode logicalif_takeover_type 1 # takeover Zone and RAC interface disable_console 0 ←パラメタを追加して、"0"を設定 |
【非互換内容】
GS/SURE連携方式において、富士通ホットスタンバイプロトコルのメッセージ送信に失敗した場合の動作を変更しました。
【変更点】
変更前
以下のエラーメッセージを出力します。
ERROR: 80590: internal error.(*) [sock.c(***)] |
変更後
以下のエラーメッセージを出力します。
WARNING: 93200: cannot send fhsp message. (dest=hostip, code) |
メッセージの詳細については、“A.1.3 コンソール出力メッセージ(800~900番台)”を参照してください。
【非互換内容】
システム起動時におけるHUB監視機能の起動タイミングを変更し、通信経路異常をより早く検出できるようになりました。
【変更点】
変更前
ゾーンサービス(svc:/system/zones)の起動以降に通信経路異常を検出できませんでした。
ユーザコマンド実行機能の伝送路二重化機能のサービス用の設定ファイル(service.sh)は、ゾーンサービス起動後に実行されます。
変更後
リモートディスクサービス(NFSクライアント, iSCSIイニシエータ)の起動前から通信経路異常を検出できるようになりました。
ユーザコマンド実行機能の伝送路二重化機能のサービス用の設定ファイル(service.sh)の実行タイミングが早まりました。
設定ファイルを使用している場合は、"C.6.1.7 GS/SURE連携方式使用時の設定例"を参照し、スクリプトを移行してください。
【非互換内容】
セルフチェック機能におけるドライバハング検出時間が60秒になりました。
また、ドライバハング検出時間のチューニングが可能となりました。詳細については、“G.3.3.4 セルフチェック機能により仮想ドライバのハングアップが検出された”を参照してください。
【変更点】
変更前
セルフチェック機能におけるドライバハングアップ検出時間は15秒固定です。
ドライバハングアップ検出時間をチューニングすることはできません。
変更後
セルフチェック機能におけるドライバハングアップ検出時間はデフォルトで60秒です。
ドライバハングアップ検出時間をチューニングすることが可能です。