クラスタリソースへ登録する引継ぎ仮想インタフェースの設定を行います。この設定は、クラスタ運用を行うすべてのノードで行う必要があります。なお、高速切替方式の場合には引継ぎIPアドレスの設定を行う必要があります。NIC切替方式およびGS/SURE連携方式の場合には不要です。以下に、コマンド実行例を示します。詳細については、“7.14 hanethvrscコマンド”を参照してください。
注意
高速切替方式またはNIC切替方式において、引継ぎ仮想インタフェースとしてIPv6アドレスを使用した場合、ノード切替え後に通信が再開できるまで、およそ30秒程度の時間がかかる場合があります。この場合、運用ノードと待機ノードの双方であらかじめIPv6ルーティングデーモン(in.ripngd)を起動しておくことにより、ノード切替え後、即座に通信を再開させることができます。詳細については、本マニュアルの“G.3 トラブルシューティング”を参照してください。
【引継ぎ仮想インタフェースの設定】
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanethvrsc create -n “仮想インタフェース名” [-i 引継ぎIPアドレス] |