NIC切替方式において、非活性化されている待機インタフェースの状態を監視します。これにより以下の効果があります。
待機インタフェースで異常が発生した場合、メッセージを出力します。これにより、運用インタフェースの切替え前に待機インタフェースの故障を検出することができます。
異常発生により待機インタフェースに切替わった後、旧運用インタフェースが復旧した場合に、自動的に切戻しを行うことができます。(自動切戻し機能)
すべての伝送路で異常が発生して伝送路監視が停止した後、待機パトロールによる復旧検出を契機に伝送路監視機能を自動的に再開します。
なお、待機パトロールの開始はシステム起動時および該当するNIC切替方式の活性化処理時に実行され、システム停止時または、該当するNIC切替方式の非活性化処理時に自動的に停止します。また、手動で操作をすることもできます。手動での待機パトロールの開始は“7.10 strptlコマンド”および待機パトロールの停止は、“7.11 stpptlコマンド”を参照してください。
自動切戻し機能の詳細は“2.2.9 自動切戻し機能”を参照してください。
図2.31 待機パトロール
注意
本機能は、NIC切替方式の場合のみ使用できます。高速切替方式、GS/SURE連携方式では、待機インタフェースは存在しないため、本機能に相当する処理は必要ありません。