以下のような目的でDR機能を利用した活性保守や活性増減設を行うことが可能です。
CPU、メモリで運用に影響を与えない故障(1bit間欠故障など)が発生している場合の活性交換
業務の拡大/縮小にともなうシステムボードの追加、削除、移動
注意
交換や移動、削除を行う場合には、事前にCPU、メモリが減った状態で業務が継続できることを見積もっておく必要があります。
DR実行時に、システムが一時停止(suspend)する時間をあらかじめ見積もってから作業を行ってください。
システムの一時停止中は業務が停止しますので、業務停止を回避したい場合は、あらかじめ業務のフェイルオーバーまたは縮退により、DRを行わないノードで業務を運用した状態で、DRを実施してください。
運用ノードでDRを行う場合、CFのタイムアウト時間の変更が必要です。変更後のタイムアウト時間内にDRが完了しない場合は、ノードの状態がLEFTCLUSTERとなり、自動切替が出来なくなります。
DRを使用する予定がある場合は、クラスタシステムの構築段階で必ず以降のDR手順のテストを実施し、問題がないことを確認してください。