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NetCOBOL V12.0 CBLサブルーチン ユーザーズガイド
FUJITSU Software

4.22 CBL_DIR_SCAN_READ

ファイルリストからファイルの情報を取得します。 ファイルリストに複数のファイルがある場合、この操作コードが呼び出されるたびに、リストの先頭から順にファイル情報が返されます。

指定方法

呼出しの記述
CALL "CBL_DIR_SCAN_READ" USING  ファイルハンドル
                                ファイル詳細情報
                         RETURNING  状態コード.
パラメタのデータ定義
01 ファイルハンドル     BINARY-LONG.
01 ファイル詳細情報.
  02 ファイル属性       PIC  9(4) COMP-5.
  02 ファイル日時. 
     03 YEAR            PIC  9(4) COMP-5. 
     03 MONTH           PIC  9(2) COMP-5. 
     03 DAY             PIC  9(2) COMP-5.	
     03 HOUR            PIC  9(2) COMP-5. 
     03 MINUTE          PIC  9(2) COMP-5. 
     03 SECOND          PIC  9(2) COMP-5. 
     03 MILLISEC        PIC  9(2) COMP-5. 
     03 DST             PIC  9 COMP-5.
     03 SIZE            PIC  9(8) COMP-5.
     03 NAME.
         04 MAX-LEN     PIC  9(2) COMP-5.
         04 ENTRY-NAME  PIC  X(n).
01 状態コード           BINARY-LONG.
ファイルハンドル

CBL_DIR_SCAN_STARTで返されたファイルリストハンドルを指定します。

ファイル詳細情報

ファイルの詳細情報を格納する領域を指定します。 各項目には以下の情報が設定されます。

  • ファイル属性

    ファイルの属性です。以下の値の和で表されます。

    意味

    1

    ファイルです。

    2

    フォルダです。

    8

    読込み可能です。

    16

    書き込み可能です。

    32

    隠しファイルです。

  • ファイル日時

    ファイルが最後に修正された日時が設定されます。

    項目

    内容

    YEAR

    現在の西暦から1900を引いた値が設定されます。

    MONTH

    0-11の値が設定されます。(1月の時0)

    DST

    修正日時が夏時間の時刻である場合”1”、そうでない場合”0”が設定されます。

    SIZE

    ファイルのサイズがバイト単位で設定されます。

    NAME

    ファイル名およびその長さが設定されます。

復帰コード

復帰コードは、RETURNINGに指定した状態コードに設定されます。

状態コード
  • 0:ファイル情報の取得に成功しました。

  • 2: 無効なファイルリストハンドルが指定されました。

  • 3: 検索条件に該当するファイルがありませんでした。

  • 127:その他のエラーが発生しました。