PowerCOBOLで開発したアプリケーションをActiveXコントロールまたはOLEサーバとして利用する場合、プロパティを保存することはできません。
ActiveXコントロール化するフォームと、それを貼りつけるフォームを同一のプロジェクトファイル内に作成することはできません。なお、同一プロジェクト内に作成した場合、ActiveXコントロール化するフォームをビルドすると、片方のフォームは使用中になるため、ビルドしたファイルを書き込むことができなくなり、エラーとなります。
ActiveXコントロールのフォーム名は、ActiveXコントロールを使用するアプリケーション内で一意になるように付けてください。
ActiveXコントロールとして作成するフォームのバージョンは、そのフォームが属するモジュールのバージョンと一致させてください。
フォームのバージョンは、フォームのプロパティ設定ダイアログボックスの[OLE]タブの[メジャーバージョン]および[マイナーバージョン]に設定します。
モジュールのバージョンは、モジュールのプロパティ設定ダイアログボックスの[バージョン情報]タブの[メジャーバージョン]と[マイナーバージョン]で参照することができます。
NetCOBOLの制限により、ActiveXコントロールを貼りつけるフォームを含むプロジェクトファイルを開き、続けてそのActiveXコントロールを含むプロジェクトファイルを開いてビルドすることはできません。PowerCOBOL開発環境を再起動してください。
プロジェクトに名前を付けて保存したり、モジュールやフォームの名前を変更しても、フォームのプロパティ設定ダイアログボックスの[OLE]タブにある[ProgID名]は、自動的には変わりません。ActiveXコントロールとして作成したフォームをもとにして新しいフォームを作成する場合には、[ProgID名]を手動で変更してください。