テキストボックスのTextプロパティは、X(8192)と定義されていますが、8キロバイトを超えるテキストを扱うには、どうすればよいでしょうか?
LoadFileメソッドを使って、ファイルからテキストを読み込む場合は、8キロバイトを超えていても表示できます。ただし、この場合、その他のメソッドやプロパティを使って、テキストを操作できません。
テキストを操作するには、POWERCONVTOCOMを使います。テキストボックスコントロールをCOMオブジェクトとして扱い、NetCOBOLのCOM連携機能を使って操作することができます。
POWERCONVTOCOMの記述形式については、「NetCOBOLの*COMクラスを利用してアクセスする」を参照してください。
以下に使用例を示します。
◆CONFIGURATION SECTION
REPOSITORY. CLASS COM AS "*COM"
◆イベント手続き
ENVIRONMENT DIVISION. DATA DIVISION. WORKING-STORAGE SECTION. 01 WK-TEXT PIC X(10000). 01 COM-CMTEXT USAGE OBJECT REFERENCE COM. PROCEDURE DIVISION. … * テキストボックスコントロールをCOMオブジェクトに変換します。 CALL "POWERCONVTOCOM" USING CmText1 USING COM-CMTEXT. * COM連携機能を使って、10000バイトのテキストを参照します。 INVOKE "GET-TEXT" RETURNING WK-TEXT * COMオブジェクトを解放します。 SET COM-CMTEXT TO NULL. …