イベント手続き中で、時間がかかる処理を実行中、処理内で更新したプロパティをフォームに反映させたり、キャンセル処理を実行させたりするには、どうすればよいでしょうか?
イベント手続きが実行されると、そのイベントを実行するために、アプリケーションの制御権を独占してしまいます。したがって、このイベント内での処理によって新しく発生するイベントは、このイベントが終了するまで待ち状態となります。
新しく発生した待ち状態のイベントを先に実行させるために、PowerCOBOLではフォームのThruEventsメソッドを用意しています。このメソッドを呼び出すことにより、実行中のイベントに対するバックグラウンド動作が可能となります。
たとえば、フォームの表示を更新する、処理をキャンセルする、タイマコントロールのタイマイベントを円滑に発生させるといったことができます。
ThruEventsメソッドについては、『リファレンス』を参照してください。