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NetCOBOL V12.0 PowerCOBOL ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.3 ActiveXコントロールを使ったアプリケーションを作成する

本節では、ActiveXコントロールを使ったアプリケーションの作成方法について説明します。

ActiveXコントロールを利用するには、以下の2つの方法があります。

これらの方法は「9.2 ActiveXコントロールを作成する」で作成したActiveXコントロールを利用して説明していきます。
1つめの方法を使って作成するアプリケーションは、以下の機能をもちます。

さらに、このアプリケーションに、ActiveXコントロールを別ウィンドウに表示するボタンを追加し、2つめの方法について説明します。

これから作成するアプリケーションを実行すると、以下のようなウィンドウが表示されます。

サンプルプログラムは、以下の手順で作成します。ActiveXコントロールを利用するためのプロジェクトは、標準フォームの形式を使用してください。プロジェクトを作成したら、モジュール名を"UsingActiveX"に変更してください。

  1. フォームの編集

    • ActiveXコントロールをツールボックスに追加します。

    • フォームにActiveXコントロールおよびコマンドボタンコントロールを配置します。

    • コントロールのプロパティを設定します。

  2. 手続きの編集

    • ActiveXコントロールを起動するため手続きを記述します。

    • ActiveXコントロール上の選択肢が変更されたときのイベント手続きを記述します。

    • ボタンがクリックされたときのイベント手続きを記述します。

次に、ActiveXコントロールを別ウィンドウで表示するサンプルプログラムは、以下の手順で機能を追加します。

  1. フォームの編集

    • コマンドボタンコントロールを追加します。

  2. 手続きの編集

    • ボタンがクリックされたときのイベント手続きを記述します。

ポイント

本節で作成するサンプルプログラムは、"ActiveX\UsingActiveX.ppj"に格納されています。必要に応じて参照してください。

注意

PowerCOBOLで作成したActiveXコントロールを他のシステムで利用するには、そのシステムにNetCOBOLおよびPowerCOBOLのランタイムシステムがインストールされている必要があります。