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NetCOBOL V12.0.0 リリース情報
FUJITSU Software

2.1.5 翻訳オプションENCODE指定時の実行時コード系について

変更内容

データ項目のエンコードを指定する翻訳オプションENCODEを追加しました。

翻訳オプションENCODEの指定により、実行時コード系が変わる場合があります。

翻訳オプションRCSを明に指定した場合
  • 実行時コード系は翻訳オプションRCSで指定したコード系となります。

翻訳オプションRCSを明に指定していない場合
  • 翻訳オプションENCODEを明に指定した場合、実行時コード系はUnicodeとなります。

  • 翻訳オプションENCODEを明に指定していない場合、実行時コード系はシフトJISとなります。

影響

条件
  1. V10.5.0以前のコンパイラで、翻訳オプションRCS(SJIS)を明または暗に指定して作成したプログラム資産である。かつ、

  2. 1.のプログラム資産を、V11.0.0以降のコンパイラで、翻訳オプションRCS(SJIS)を明に指定せずに、翻訳オプションENCODE(SJIS[,SJIS])を明に指定して再翻訳した場合。

上記の条件に該当する場合、以下の影響があります。

  • 以下の場合に実行時エラー(JMP0081I-U)となります。

    • 再翻訳していないプログラムから再翻訳したプログラムを呼び出したとき

    • 再翻訳したプログラムから再翻訳していないプログラムを呼び出したとき

  • 主プログラムを再翻訳した場合、実行時の資源がUnicodeになります。

    詳細は“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“6.2.5 資源”を参照してください。

対処方法

翻訳オプションENCODEを明に指定せずに目的プログラムを作成してください。

なお、リポジトリについては、参照側と被参照側の翻訳オプションRCSおよび翻訳オプションENCODEの指定を同じにしてください。